社長ひとり会社の労務は、MFクラウド給与とSmartHRで鉄壁【しかも無料!】

らくだ

社長ひとりの会社の場合、給与計算と社会保険の手続きは、「MFクラウド給与」と「SmartHR」の2つのクラウドサービスで、その多くをカバーできます。しかも驚くべきことに、これらのサービスの利用料は無料(!)です。

説明のポイント

  • 社長ひとりの会社におすすめの労務クラウドサービスを推薦している
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社長ひとりの会社は忙しい

社長ひとりの会社は、何かと忙しいもの。

個人事業主として、一人で働いていた時に比べると、労務関係の手続きが増えるのが気になるところです。

1.給与計算が必要

個人事業主が一人で働いている場合は、「給与」という考え方はありません。自分でかせいだお金は、自分のものになるからです。

これに比べ、社長ひとりの会社の場合は、株主からの出資を受けた「会社(法人)」と、その役員である「社長」の2つに立場が分離されます。

立場が別々になるため、会社という組織から、社長が給与をもらう形をとります。そうすると、必然的に「給与計算」が必要です。

給与計算とは、毎月の給与の額から社会保険料や源泉所得税を計算し、支給額を確定させる業務をいいます。

これに加え、社会保険料の納付源泉所得税の納付などの納付の手続きも生じます。給与計算の最後に、年末調整も実施します。
(※住民税の納付は個人宛ての請求(普通徴収)にもできます→東京都

2.社会保険の手続きが必要

個人事業主で働いている場合は、社会保険はシンプルです。国の「国民年金保険」と、市区町村の「国民健康保険」の2つに加入します。

しかし、会社で働く場合は違います。

勤務経験があればおわかりでしょうが、国の「厚生年金保険」と、協会けんぽ(または健康保険組合)の「健康保険」に加入しています。

社長ひとりの会社であっても、一般の会社と同様に「厚生年金保険」と「協会けんぽ(または健康保険組合)」の手続きが必要です。

手続きをする場所は、お近くの年金事務所です(健保組合を利用する場合は、健康保険のみ組合で手続きする)。
事務負担としては、社会保険料の確定(定時決定)が年1回必要なほか、給与を増減した場合の手続き(随時改定)があります。労働保険(雇用保険・労災保険)は、社長ひとりなら原則不要です(→厚生労働省HP)。

強力な2つの労務系クラウドを使え!

これらを見ると、個人事業主なら気楽だったのに、法人化すると面倒くさいのでは……? と思われることでしょう。

しかし、新しいクラウドサービスの登場により、事務効率が劇的に向上していることをご存じでしょうか。この記事でおすすめするのは次のサービスです。

  • MFクラウド給与(給与計算ソフト)
  • SmartHR(社会保険の手続き支援ソフト)

1.MFクラウド給与

MFクラウド給与は、株式会社マネーフォワードのクラウド型給与計算ソフトです。

マネーフォワードは、会計ソフト「MFクラウド会計」「MFクラウド確定申告」を提供しています。

もともとは、個人向けに家計簿管理ソフトを提供する会社でしたが、ビジネス向けのクラウドサービスを提供して急成長しています。

MFクラウド給与

2.SmartHR

SmartHRは、株式会社クフの提供する、クラウド型の労務手続きソフトです。

似たようなクラウドサービスがほとんど存在せず、労務手続きを軽減できるソフトとして注目されています。

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社長ひとりの会社なら、利用料は無料!

驚くべきことに、これら2つのクラウドサービスとも、社長ひとりの会社であれば利用料は無料(!)です。

MFクラウド給与のプラン

▲MFクラウド給与の料金プラン

SmartHRの料金プラン

▲SmartHRの料金プラン

SmartHRの無料プランについては、当ブログの以前の記事で紹介しています。

参照クラウド労務管理ソフト「SmartHR」に0円プランが登場!社員の入退社が多いベンチャーにおすすめ(当サイト、2016年9月13日)

なぜこれらのサービスを勧めるのか?

これらのクラウドサービスのいいところは、やるべき手続きがフォーマット化されていることです。

紙ベースの対応の場合だと、やるべき手続きは漠然としており、何をすればいいのかハッキリしません。

クラウドサービスの場合は、入力箇所が決まっているので、「なにをすればいいか」が明確になっており、ガイダンス形式で進められます。

便利なサービスで事務負担を軽減し、その空いた時間を他の業務に当てることができます。

MFクラウド給与でできること

  • 給与計算、賞与計算
  • 所得税計算(→源泉所得税の納付書の作成)
  • 社会保険料の計算(→算定基礎届、月額変更届の作成)
  • 雇用保険料の計算(※社長ひとりの会社では不要)
  • 年末調整
  • 勤怠管理(※社長ひとりの会社では不要)
MFクラウド会計を利用している場合は、MFクラウド給与との連携により、給与計算結果を自動的に会計システムに反映することができます。

SmartHRでできること

  • 社会保険、雇用保険の資格取得書類の作成
  • 社会保険料の算定基礎届の計算(※MFクラウド給与と重複)
  • 労働保険の年度更新(※社長ひとりの会社では不要)
  • 年末調整の書類作成(※MFクラウド給与と重複)
  • 電子申請、申請書類の印刷代行(※SmartHRの一番の強み。無料プランでは利用不可だが、社長ひとりの会社では入社・退社がないので影響なし)

SmartHRは、法人設立時に必要な「新規適用の手続き」には対応していません。手続きについては、日本年金機構のヘルプを参照してください。
参考新規適用の手続き(日本年金機構)

まとめ

2つの労務系クラウドサービス「MFクラウド給与」と「SmartHR」を紹介しました。

クラウドサービスの連携をまとめると、一例として、次のようなイメージです。

クラウドサービスの連携イメージ

バックオフィスの手薄な小規模企業においては、これらのサービスを利用することで、強力なサポートや事務負担の軽減効果を得られます。

社長ひとりの会社にとどまらず、おすすめできるサービスです。

参照MFクラウド給与(マネーフォワード)

参照SmartHR(クフ)

クラウド会計と税務の情報をお届けする東京都北区赤羽の税理士。好きな食べ物は、さば缶。
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