わかりやすい解説でおなじみ、税理士の高山弥生先生の最新著書である『インボイスの気になる点がサクッとわかる本(高山先生の若手スタッフシリーズ)』(税務研究会出版局)について、このブログ筆者も執筆をお手伝いしました。
Amazonでは、現在「消費税」カテゴリのランキング2位です。(2022年9月7日現在) 前回に書かれた著書も好評で、発売から5ヶ月が経過しても1位になっていますね。タイトルが前回と似ていますが、前回は「ざっくり」で、今回は「サクッと」です。
ブログ筆者は、前回に引き続きの執筆お手伝いです。原稿の内容確認をさせていただきました。
前作との違いですが、今回は国税庁のインボイスQ&Aをベースに、実務対応を考えていく内容が中心となっています。
こう述べると、「ふーん、国税庁のQ&Aをコピペしただけなら、今回はパスかな……」という見方をされるかもしれません。
しかし、そこはさすがの高山先生。キャラクターどうしの対話形式ということもあり、必然的にそのテーマを深掘りする必要が生じるので、「内容を単にコピペした解説」で終わることはありません。
正直な話をしておくと、原稿を読んだときに、「ここまでQ&Aを熟読していなかったわ……」と思い知らされました。
Q&Aを流し読みしただけで深く考えず、スルーしていた点があったことにも気づきました。
例えば、インボイス不要で帳簿のみの記載でよい場合に、実際にどう帳簿に記載すればいいのか。Q&Aには「一定の事項を記載した帳簿のみの保存」とだけあって、その「一定の事項」の具体的な記載方法は明示されていないのですよね。
この書籍は「サクッとわかる」というタイトルになっていますが、すでにQ&Aを一読した担当者も、自分の読み落としを再点検する書籍としてもおすすめです。読みやすいので、実務書にありがちな「積ん読」にならず、すぐに読み進めることができます。
この記事を最後まで読まれた読者様。最近入所された事務所の新人さんに贈呈されてはいかがでしょうか。読むべき書籍を案内してくれる所長、先輩がいれば、事務所の雰囲気はよりいっそうよくなるでしょう。
インボイス制度の開始まで、残り1年程度です。
この記事を最後まで読んでくださり、ありがとうございます。ブログの宣伝記事までも丁寧に読んでくださる方はそういないと思いますので。
高山先生の書籍もぜひお読みいただければうれしいです。