わかりやすい解説でおなじみ、税理士の高山弥生先生の新著である『とりあえず法人税申告書が作れるようになる本(高山先生の若手スタッフシリーズ)』(税務研究会出版局)について、このブログ筆者も執筆をお手伝いしました。
内容としては、高山先生の1冊目の『税理士事務所に入って3年以内に読む本』を補完する位置づけかと思います。
新人さんに、法人税申告の別表作成の手順を理解してもらうための1冊目としておすすめです。これだけの説明資料を、事務所独自で用意するのは大変でしょう。
あとは、本書で足りないと思った部分や、独自の事務所ルールがあれば、その点を教育係が補えばよいのではないでしょうか。別表4・別表5の作成方法は、各事務所でそれぞれ異なりますが、本書では一般的な手順で説明されています。
Amazon.co.jpで目次とサンプルを読むことができます。今回は、kindleの電子書籍も同時発売のようです。
見本誌もいただきました。おなじみの、かわいらしいキャラクターがいいですね。
法人税別表の流れは難解ですが、高山先生の説明は「自分がわからなかった時代の経験」をもとにして書かれているので、かなりわかりやすいです。
ブログ筆者も原稿を読んでいて、「なるほど、こうしたわかりやすい説明があったのか」と、ポンと手を打った箇所もありました。
当然のことですが、すべての読者が100%満足するテキストというのは難しいです。
テキストは使いようですから、教育係は補足を行い、新人は読んで分からない点を教育係に質問できる環境も必要でしょう。