会計freeeから、あまり知られていない便利な機能を5つ抜粋して、お伝えします。
説明のポイント
- 銀行口座タイムライン
- リセット機能
- 月締め
- 総合振込ファイルの作成
- 支払調書の作成 の各機能について紹介している
freeeの便利機能【5選】
1.銀行口座タイムライン
銀行口座の残高と帳簿に差額がある場合、銀行口座タイムラインを使用して、そのズレを点検できます。
会計freeeでは、銀行口座の記帳は自動化しており、ズレが生じることは少ないでしょう。しかし、会計初心者の場合は、変な仕訳が混入して、ズレが生じる場合もあります。仕上げの前に一度チェックすべき項目といえます。
参考:帳簿上の銀行口座の残高を通帳に合わせる(freeeヘルプセンター)
2.リセット機能
期間を指定して、特定のデータを削除することができます。一度、削除すると元に戻せませんので、慎重な操作が必要です。
参考:事業所を初期化するには、どうしたらいいですか?(freeeヘルプセンター)
3.月締め
決算をしめない限り、その年度のデータは自由に変更できます。
これに制限をかけ、さかのぼった修正ができないように「月締め」機能で編集をロックできます。月次決算を行っている会社で有効な機能です。あとで締めを解除することもできます。
参考:特定の期間を仮締め・本締めする(月締め)(freeeヘルプセンター)
4.総合振込ファイルの作成
会計freeeの特徴は、決済日や消し込みの情報を会計ソフトが保有していることです。
この機能を活かして、「買掛レポート」の未決済取引から、総合振込用のファイル(全銀フォーマット)を作成することができます。
参考:大量の振り込みを一括で行う(総合振込ファイルの作成)(freeeヘルプセンター)
5.支払調書は取引先から一括集計
会計freeeは、一般的な会計ソフトとは異なり、「補助科目」はありません。その代わり、「取引先」「品目」「メモタグ」という、より詳細な「補助科目」の機能を備えています。
このうち、「取引先」から内容を集計して、支払調書を直接作成できます。手作業による集計はこれで不要です。
参考:支払調書を作成する(freeeヘルプセンター)
また、2017年1月より、会計事務所向けの申告ソフト「申告freee」がリリースされる予定です。税理士に依頼することを条件に、支払調書の印刷は不要になり、電子化できます。
まとめ
会計freeeから、あまり知られていなそうな機能を5つご紹介しました。
実はこれ、元ネタがあります。freeeは「freeeの使い方 基本ガイド」という冊子を作成し、会計事務所に配布しています。
▲会計事務所向けfreeeの使い方基本ガイド(非売品)
freeeを使用している個人事業主や会社の方に役立つと考え、あまり知られていないと思った機能を抜粋して、お伝えした次第です。