2022年1月の源泉所得税、法定調書の対応にあたり、e-Taxソフト(WEB版)が重すぎて困った……という件をお伝えします。単なる感想です。
説明のポイント
- e-Taxソフト(WEB版)は、会社でも無料で使える税務ソフト
- 利用者激増のためか、1/20近くが激重
- 1/31近くも激重
e-Taxソフト(WEB版)は会社にお手頃の便利税務ソフト
e-Taxソフト(WEB版)は、国税庁から提供されている無料の税務ソフトです。
インストール版のe-Taxソフトに比べて機能は限られていますが、会社での利用を想定しているため、手頃で機能も比較的わかりやすく、便利です。
当ブログでは、会社での税務のオンライン化を推奨すべく、どうやって会社でe-Taxソフト(WEB版)を活用するかの紹介に取り組んできました。
例えば、下の記事はかなり前の2017年に書いたものですが、毎年1月になるとアクセスが激増します。
法定調書のCSVのインポートは微妙にクセがあるため、これに対応するためのノウハウを載せています。
一般的な会計事務所は、市販の税務ソフトを使っているため、職員は「e-Taxソフト(WEB版)」を利用する機会も少ないと考えられます。
こうした事情があるため、会社の経理担当としては、会計事務所からe-Taxにまつわる知識を教わることは期待しづらいので、自社で取り組んでいく必要があります。
利用者激増のためか、「反応なし」の状況も
コロナの影響でオンライン化が進み、利用者が増えたこともあるのでしょうか。近年のe-Taxソフト(WEB版)では、ソフトの反応が悪いと感じることがたびたびあります。
一例として、下の画像は1/31の午前11時頃の利用画面です。wxtxデータを読み込んで再開しようとしても、まったく反応がない状態です。
あまりの反応のなさに、「かえってこいよ」と3回ほどいいたくなる状況ですが、まったく反応は返ってきません。リクエストの多さに、処理が追いついていないのでしょうか……。
このようなビジー状態は、源泉所得税(納特)の期限(1/20)近くでも見られました。
利用者が増えたなら、対応の増強を求む
e-Taxに関する問い合わせが増えているとのお知らせが出ていたことでも、e-Taxの利用者が増えている状況がうかがえます。
1月後半ということで、経理担当者からの問い合わせが多かったのではないでしょうか。
(※この記事を執筆した2/4現在、この表示は見られなくなっています。これは1月にキャプチャしたものです)
国税庁が納税者にオンライン化を求めるのであれば、環境の向上もそれに応じて必要と考えます。
「ビジー状態で、なんだか使えない」では、せっかくオンライン化を進めようとしても、困ってしまいます。税務が集中する1月にもe-Taxソフト(WEB版)がスムーズに利用できるよう、対応の増強をお願いしたいところです。
まとめ
e-Taxソフト(WEB版)をよく使う税理士が気づいた点として、「1月はビジー状態がひどい」ということを述べました。
税務のオンライン化を進める国税庁におかれましては、利用者サポートやシステムの増強をお願いしたいところです。