インターネット専業銀行のGMOあおぞらネット銀行が、2023年4月からダイレクト納付に対応しています。このほか、日本政策金融公庫の返済口座にも指定可能になっているとのことです。
説明のポイント
- GMOあおぞらネット銀行がダイレクト納付に対応。2023年4月3日から
- 日本政策金融公庫の返済口座にも指定可能。2月20日から
ペイジー対応に続き、ダイレクト納付にも対応
GMOあおぞらネット銀行については、2023年1月からペイジーに対応した記事を以前にお伝えしました。
2023年4月からはさらに進化して、ダイレクト納付や地方税の共通納税にも対応したとのことです。
出典:ネット銀行初「Pay-easy(ペイジー)」ダイレクト納付に対応!地方税の共通納税も対応開始し、一層便利に(GMOあおぞらネット銀行、2023年4月3日)
インターネット専業銀行のダイレクト納付への対応は、GMOあおぞらネット銀行が初めてとのことです。
ダイレクト納付に対応済みの確認
せっかくなので、ダイレクト納付に対応していることを確認してみました。
国税は、国税庁ホームページのダイレクト納付「利用可能金融機関一覧」のリストに、GMOあおぞらネット銀行が追加されていました。
地方税についても、共通納税対応金融機関がeLTAXホームページに掲載されています。「D」の記載がダイレクト納付への対応を示しています。
eLTAXの税務ソフト「PCdesk」における口座情報登録の金融機関においても、GMOあおぞらネット銀行を見つけることができます。
日本政策金融公庫の返済口座にも指定可能
このほか、2023年2月のリリースでは、日本政策金融公庫の返済口座にも指定できることが発表されています。こちらも、インターネット専業銀行では初めての対応とのことです。
参照:ネット銀行初! 2/20(月)受付開始 日本政策金融公庫 国民生活事業/中小企業事業 融資金返済の口座振替に対応(GMOあおぞらネット銀行、2023年2月)
とくに新規創業では、まだ信用がとぼしいことから、日本政策金融公庫のお世話になることが多いです。
これまでは、日本政策金融公庫で融資を受けた場合は、その返済のために店舗型の金融機関にて口座を用意する必要がありましたが、選択肢が増えたものといえます。
まとめ
GMOあおぞらネット銀行がダイレクト納付に対応したことと、日本政策金融公庫の返済口座に指定可能になったことをお伝えしました。
GMOあおぞらネット銀行は後発のためか、積極的な展開が見られるので、今後も注目されます。
あとは、社会保険料や労働保険料の口座振替に対応してくれるとさらに便利ですが、どうでしょうか。
これらはイオン銀行では対応している(参照:口座振替サービス(お支払い先一覧))ようなので、GMOあおぞらネット銀行でも対応してくれるといいですね。(※イオン銀行は有店舗でありインターネット専業銀行ではないですが、新業態の銀行といえます)
なお、2018年の記事でお伝えしましたが、ネット銀行がダイレクト納付に対応していなかった状況は、べつに国税庁のせいではなく、ネット銀行独自の判断であるということでした。
今回、ネット銀行で初めてGMOあおぞらネット銀行がダイレクト納付に対応したことで、そのことが実証されました。
ライバルである他のネット銀行も、対応をお願いしたいところです。