2026年9月 eLTAX更改の変更点をチェック

2026年9月24日、地方税共同機構はeLTAXのシステム更改を実施しました。どのように機能が変わったのかを確認します。

公式情報をもとに、ブログ筆者のコメントもつけています。

参照eLTAX更改に伴う変更点と注意事項のお知らせ(地方税共同機構、2026年9月24日)

ホームページの統合

まず重要な点として、eLTAXホームページは地方税共同機構ホームページに統合されました。

https://www.lta.go.jp/

旧eLTAXホームページにアクセスすると、リダイレクトにより地方税共同機構のホームページに遷移します。

(改善点1)24時間・365日提供へ

ここからは改善点を見てみます。公式情報では

メンテナンス時間を除き、24時間いつでもシステムをご利用いただけるようになりました。

と案内されています。

これまでは、繁忙期・最終週を除く土日は、基本的にお休みだったeLTAXですが、メンテナンス時間を除き、24時間いつでもシステムが利用可能になります。

eLTAXホームページの運転スケジュールのカレンダーを見てみると、2026年10月以降は、最終週ではない土日でも「◎」の運転日が増えていることがわかります。

メンテナンスについては、e-Taxでも同じ頻度で実施されているようなので、運転日の水準としてはe-Taxに並んだものと考えてよさそうです。

気になった点としては、e-TaxとeLTAXではメンテナンス日が違う場合もあるようです。例えば、2026年10月は、e-Taxは17~18がお休み、eLTAXは10~12がお休みになっています。

(改善点2)個人住民税の手続きがWEB版に対応

公式情報では

個人住民税(特別徴収)に関する機能をすべてPCdesk(WEB版)に集約しました。
利用届出~給与支払報告書の提出~特別徴収税額通知(電子データ)の受取り~共通納税までの手続きがWEBブラウザからのご利用で完結できるようになります。
給与所得者異動届出や退職所得に係る納入申告に関する手続きもPCdesk(WEB版)でのご利用となります。

と案内されています。

PCdeskは主にWEB版とDL版がありますが、それぞれに機能が異なり使い分けが必要です。

この点、個人住民税に関する手続きについて、WEB版で「給与支払報告書の提出」「特別徴収税額通知の受取り」「給与所得者異動届出」などに対応したとのことです。

個人住民税の手続きは、WEB版だけで完結できるとのことで、使い勝手がよくなりそうです。

新しくなったPCdesk(WEB版)を見てみたところ、デザインが若干変更されており、「申告」という項目が増えていました。このほか、「納税」の内容がまとまって上位に表示されるようになりました。

機能改善とあわせて案内されていますが、公式情報の下の方にはPCdesk(WEB版)への機能の集約に関するご注意として、

将来的にすべてのPCdeskにおける手続きをPCdesk(WEB版)に一本化することを見据え、今回のシステム更改に伴い、PCdesk(DL版)からPCdesk(WEB版)へ機能を集約しました。
これまでPCdesk(DL版)でご利用いただいていた一部機能(納税や代理行為の一部など)は、システム更改後は、PCdesk(WEB版)からのみのご利用となりますのでご注意ください。

と案内されており、WEB版・DL版の機能対応表も公表されています。

対応表を見ると申告系手続きの一部はDL版に残されていますが、今後の機能更新においてWEB版に移行していくことになるのでしょう。

(改善3)GビズIDでのログインが可能に

公式情報では

デジタル庁が提供する事業者を対象とした共通認証システム「GビズID」によるログイン機能を実装しました。
取得済みのeLTAX利用者IDとGビズIDをPCdesk(WEB版)上で一度ひも付ければ、以後、GビズID認証によりeLTAXの各種システム(※)にログインすることが可能となります。

と案内されています。

案内を読む限りでは、GビズIDを活用できるのはログイン機能だけのようで、電子署名の省略化ではないように見えます。

(その他)お支払サイトの名称変更

このほか、「地方税お支払サイト」は、更改をもって「eLお支払サイト」に名称変更されました。読みは「える おしはらい さいと」なのでしょうが、なんとなく言いづらい感じがしますね。

このほかの機能改善

これ以外にも機能改善が実施されているとのことで、「機能改善等内容一覧」によると、

・給与支払報告書提出の操作性向上
・提出先追加の省力化
・メッセージボックス等におけるメッセージ判別方法の改善
・プレ申告データに関するメッセージの改善
・源泉徴収票の提出方法の見直し

が案内されています。

これまで微妙にストレスを感じていた点について、細かい改善がされています。

過去を振り返るに、旧PCdeskはダウンロード版のみの提供だったところ、2019年にWEB版がリリースされ、使い勝手も大幅に改善しました。今回の更改は、2019年以来の大型変更といえそうです。

スポンサーリンク