税務用書籍アプリ「税務インデックス」の使用感

会計業界向けのハンドブックをiOSアプリ化した「税務インデックス」の使用感をレビューします。

説明のポイント

  • 「税務ハンドブック」にはiOS(iPhone、iPad)用のアプリ
  • iPadを推奨、iPhoneでは見づらい
  • 全文検索できるのが強み
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よく使われる業界向けハンドブック

スマートフォンを操作する

会計業界に勤務している人は、ある程度の税法(税金の法律)の知識を身につけています。

しかし、人間はコンピューターではありませんので、税法の内容を完璧に覚えることは不可能です。このため、税法をコンパクトにまとめたハンドブックを持っている方も多いでしょう。

このハンドブックがあれば、自分の知識が正確であるかをすぐに確認できるからです。

会計業界でスタンダードとされているハンドブックは、『税務ハンドブック』という書籍です。


これに対して、近年リリースされたのが『税務インデックス』というハンドブックです。税務通信でおなじみの税務研究会出版局が発行しており、奥付を見ると、編集しているのは都内の大手税理士法人です。

 

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『税務インデックス』は後発の利点を生かし、従来の『税務ハンドブック』の不満点を改善する作りを目指しているようです。

『税務インデックス』は、見やすい2色刷です。価格も少し安めに設定されており、『税務ハンドブック』のシェアを奪おうという意図を感じます。

iOS向けアプリ

『税務インデックス』の大きな特徴としては、書籍のほかに、iOS用アプリが提供されていることです。

ハンドブックを持ち歩きたくない方は、これまでは自炊(書籍を自分でスキャンしてデータ化すること)して、PCやスマートフォンに入れていたようです。しかし、アプリが提供されれば、自炊は不要になります。

税務インデックス平成28年度版

アプリのレビュー

iOSアプリは1,200円で、書籍の1,600円と比較すると、400円安いです。

アプリで提供される独自の機能としては、

  • マーカー
  • お気に入りページの登録(付箋)
  • 文章検索
  • 閲覧履歴
  • メモ機能

といったものがあります。

メリット

アプリ版の強みは、文章検索機能でしょう。

例えば、「寄附金」について調べたい場合です。このとき、書籍では自分の知識をもとに該当するあたりをつけて、必死でページをめくります。

これに比べて、文章検索ならスムーズです。下の画像は、実際に寄付金で検索してみたものです。タッチすると、該当のページに移動できます。

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デメリット

デメリットとしては、電子書籍ならではの弱点があるでしょう。

まず、iPhoneで使うには画面が小さいです。じっくり閲覧する場合は、iPadが必須のように感じます。アプリの問題というよりも、使用環境の問題でしょう。

文字が小さいと感じた場合は、スワイプで表示を大きくすることは可能ですが、ちょっと面倒くさいです。

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また、マーカー機能やメモ機能もありますが、翌年度版にそのメモを引き継ぐことはできない、という点も悩みです。

これは書籍に書き込みをした場合と同じ悩みですが、電子書籍も年度ごとにアプリ単体の提供になっているため、弱点を克服できていないが残念です。

翌年に繰り越したいメモは、このアプリではなく、自分で記録しておく必要がありそうです。

まとめ

会計業界向けのハンドブック『税務インデックス』のiOSアプリについて、レビューしました。

書籍を持ち運びしなくてよい、という点は大変に魅力的です。弱点もいくつかあるものの、自炊が不要になった利点を考えれば、使用する価値はあるでしょう。

▲29年度版はApp Storeで購入できます。