その朝礼に意味ある?30人参加の朝礼20分は、1人が働く10時間と同じ

砂時計

慣習で行われている「朝礼」に、本当に意味があるのかを再考します。

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「朝礼」とは?

「朝礼」とは、朝の始業時に、職員どうしが集まって挨拶する行事です。一般的には、職場の上司が、その日一日において注意すべき点を述べることが一般的です。

この他にも、社員がスピーチをするなど、組織としての意識高揚を図っている取り組みも見られます。

こんな朝礼に意味はない

「朝礼」が形骸化してしまい、実施する意味のない朝礼も見受けられるようです。例えばこんな事例を耳にします。

「社長が始めた世間話が非常に長く、1時間以上も社員は起立したままで、その結果、貧血の社員が倒れてしまった」

……これでは、なんのための朝礼かわかりません。

朝礼は、話者が一方的に話し、起立したままで実施することが多いです。このため、その話者が話し好きであれば朝礼は延々と続いてしまいます。

まず朝礼のルールとして、長い世間話を禁止したほうがいいでしょう。

こういっては失礼ですが、従業員は社長のプライベートには興味がありません。業務に役に立たない世間話をしても、陰口を叩かれているのが実情で、社長はそれに気づいていないだけです。

朝礼は、貴重な労働時間を使っています。

この意識を持ち、仕事に役立つ行事にすべきです。司会者は伝えたいことを明確にして、意味のあるメッセージを発するように心がけましょう。

無駄な朝礼が多いのは、時間価値を理解していないから

労働時間は、労働力をもとに成果を生み出すための貴重なものです。

時間は目に見えませんが、「時は金なり」です。朝礼を行えば、その分だけ社員が自分の仕事をする時間を減らしてしまいます。

世の中に無駄な朝礼がはびこっているのは、時間価値を理解していないルーズな経営者が多いからです。

筆者が知っている社長の例ですが、1分1秒ベースの時間単位の軽減により利益を生み出す業種でした。このため、時間の使い方には非常にシビアな方でした。

朝礼の時間価値がわかる計算式

朝礼にどれだけの時間を使っているのか、考え直してみましょう。その「朝礼計算式」は次の通りです。

 「朝礼の時間(分)×参加人数÷60」

もし朝礼に20分を使っており、30人が参加した場合には、

  • 20分×30人=600分
  • 600分÷60=10時間

つまり、その職場で1人が10時間働いたのと同じ労働時間が、朝礼で費やされたことになります。

長々と朝礼をしながら、「人手が足りなくて困っている」という話があるとしたら、冗談にしか聞こえません。朝礼は、その効果に見合う価値があるのかを計測して、意味を再考しましょう。

意味のない朝礼だと感じたら、いっそのこと、取りやめてしまうのも選択肢の一つです。毎日実施している朝礼を、週1回に変えるという方法もあります。

まとめ

朝礼は、意味のあることに限定して行いましょう。

意味のあることとは、「社員の士気を向上させること」「注意を喚起して事故を減らすこと」です。しかし、これらの内容も同じことを繰り返して、マンネリになってしまっては意味はありません。

とくに中小企業は、社長の思いが一方通行になりがちですので、注意しましょう。

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