変えることのできないものを受け入れる冷静さ 「ニーバーの祈り」より

草原と読書

「ニーバーの祈り」として知られる言葉を紹介します。クリスチャンではなくても、何か感じるところのある言葉のように思います。

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ニーバーの祈り

神よ
変えることのできるものについて、
それを変えるだけの勇気をわれらに与えたまえ。
変えることのできないものについては、
それを受けいれるだけの冷静さを与えたまえ。
そして、
変えることのできるものと、変えることのできないものとを、

識別する知恵を与えたまえ。
大木英夫・訳

ラインホールド・ニーバーとは

この祈りを発表したラインホールド・ニーバー(1892-1971)は、20世紀最大のキリスト教の神学者として知られています。

かつてはあのキング牧師が、そして現在はオバマ米大統領にいたるまで、アメリカにおける多くのリーダーたちに影響を与えた人物として、その名が知られる存在です。

なぜこの言葉を紹介したか

クリスチャンではない私がこの言葉を紹介するのは、若干のためらいも覚えるところです。ただ、この祈りの言葉は、信仰のない人でも何か感じる言葉のように考えます。

努力万能論ではない、リアリズムに惹かれるところもあるのでしょう。言葉の受け止め方は、置かれている立場によってそれぞれ異なるものと考えます。

まとめ

私はニーバー研究の盛んな大学院で、この言葉を知る機会を得ました。ニーバーの著作の翻訳にもチャレンジしましたが、神学の知識がないことに加え、難しい著述に悶絶した覚えがあります。

税務や会計のできごとを中心に紹介している当ブログですが、心に残る金言も不定期で紹介させていただきます。

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