住信SBIネット銀行の法人口座、振込手数料を無料化できるけどミニビジネスにはハードルあり

住信SBIネット銀行の法人口座では、条件を満たすと振込手数料が無料になるというサービスがあります。ネットでは、あまり注目されていないので、紹介しておきます。

説明のポイント

  • 住信SBIネット銀行の法人口座にも、振込手数料の無料プログラムがある
  • 条件は、他行からの振込が月間10件以上、またはVISAデビットの利用が月間10万円以上
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住信SBIネット銀行(法人口座)の振込手数料が無料になる

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インターネット専業銀行の個人口座では、条件を満たすと振込手数料が無料になる! というサービスは有名です。

これに比べて、法人口座では、そのような対応は耳にしたことがありませんでした。

しかし、住信SBIネット銀行は2017年6月から、条件を満たすことで振込手数料を無料にする「振込優遇プログラム」を打ち出しています。

もしかしたら、法人口座においては日本初のサービスでしょうか?

住信SBIネット銀行は開業から10年を数え、2017年6月末の全口座数は289万口座とされています。

振込手数料が無料になる条件は?

振込手数料を無料にする条件は、次のとおりです。

  1. 他行からの振込が月間10件以上
  2. VISAデビットカードの利用額が月間10万円以上

上記の条件をひとつ満たすごとに、月10回までの振込手数料が無料になります。つまり、両方の条件を満たせば、振込手数料は月20回まで無料になります。

なお、判定期間は、前々月の内容で判定するものとしています。

このほかに、新規に口座開設をした場合でも、開設月とその翌月における振込手数料は月10回まで無料です。

ミニビジネスにはちょっと厳しいかも?

条件を見ると、ミニビジネスにおいてはやや厳しい印象です。

VISAデビットカードの利用額については、買い物があれば、単発で月間10万円を超えるということはあるかもしれません。

他行からの振込が月間10件以上というのは、事業の内容次第でしょう。事業が広がってくれば、10件以上は普通にありえる話にも感じられます。

振込手数料はもともと安い

もし振込手数料が無料にならなくても、住信SBIネット銀行の振込手数料は、業界最低水準です。

他行宛の3万円以上で「258円(税込)」とされており、一般的な金融機関と比べると、その振込手数料の安さは魅力的です。

参考手数料(住信SBIネット銀行)

住信SBIネット銀行はペイジー非対応なのが惜しい

しかし、ミニビジネスで、最初に選ぶ銀行が住信SBIネット銀行であるかというと、それはちょっと難しい……という意見もあるでしょう。

住信SBIネット銀行が抱える最大の難点は、ペイジーに対応していないというところです。

参考〔口座振替〕 ペイジー(Pay-easy)は使えますか?(住信SBIネット銀行)

法人では、税金や社会保険料の納付において、ペイジーが利用できると便利です。

しかし、住信SBIネット銀行ではペイジーに対応していないので、毎月送付されてくる社会保険料の納付書は、金融機関に納付しに行かなければなりません。(もしくは、ATMでペイジー納付)

ペイジーが使える楽天銀行や、ジャパンネット銀行などに比べると、住信SBIネット銀行がペイジーに非対応というのは、本当に惜しいと感じられます。

まとめ

住信SBIネット銀行の法人口座が、2017年6月から振込手数料の無料プログラムを開始していることをお伝えしました。

個人口座では、こうした節約系のニュースは、「雨後のたけのこ」のようにネットで出回っています。

しかし、法人口座だと対象者が少ないためか、こうした話はまったく出回っていなかったので、当ブログが「たけのこ」のようにお伝えした次第です。

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