マネーフォワードクラウドのプラン改定にともない、2019年6月5日にプランの一斉変更が行われました。とくに小規模法人では、利用プランの再チェックをおすすめします。
説明のポイント
- マネーフォワードクラウドの利用プラン改定が実施された
- 法人は、「スモールビジネス」に引き下げ可能か検討を
- 会計の年額払いの利用者も、いったん月額払いに強制変更されていることに留意
マネーフォワードクラウドの利用プラン改定
かねて予告のあったとおり、マネーフォワードクラウドにおいて、利用プランの改定が6月5日に実施されました。
この点については、マネーフォワードからメールで通知があったとおりで、ホームページでも案内されています。
これまで、バラ売りされていた各5本のソフトは、今回の利用プラン改定によって「会計・請求書・経費・給与・マイナンバー」を一括契約する方式に変更されました。
このブログの記事では、要点をしぼって、利用プラン改定後における注意点をお伝えします。
利用プランのチェック方法
まず、現在の利用プランを確認しましょう。
マネーフォワードクラウド会計(個人の場合はマネーフォワードクラウド確定申告)にログインし、画面右上の自社名をクリックします。
プルダウンで表示される「ご利用プランの管理」を選択します。
画面に、利用中のプランが表示されます。
- 個人の場合は「パーソナルライト(月額1,280円)」
- 法人の場合は「ビジネス(月額5,980円)」
となっています。
これは、マネーフォワードクラウドからすでに案内されているとおりです。
ここでチェックする要点は、以下の2つです。
- 小規模法人の場合は、「スモールビジネス」への移行を検討する
- しばらく月額払いを使って問題なければ、年額払いの利用を検討する
個人事業主の場合は、機能に不満がなければ別にこのままでもかまいません。(アップグレードすると、電話サポートや、請求書発行が高機能になります)
法人の場合は、機能が過剰な可能性がありますので、小規模法人の場合は「スモールビジネス」へのダウングレードを検討したほうがよいでしょう。(理由は後述)
また、初期設定は月額払いとなっていますが、しばらく利用して不自由を感じなければ、年額払いへ移行してもよいでしょう。
年額払いを利用すれば、ひと月あたりの利用料をおさえることが可能です。
法人で利用プランのダウングレードを検討する
法人の場合、初期設定の利用プランは「ビジネス」になっています。
これを「スモールビジネス」にダウングレードすることで、利用料の負担をおさえることができます。(月額5,980円→月額3,980円)
まずは、マネーフォワードクラウドによる機能比較表を確認します。
「ビジネス」と「スモールビジネス」で機能が異なるのは、会計と請求書の2つです。(経費・給与・マイナンバーは、どちらでも機能は共通)
「スモールビジネス」へダウングレードできるかの検討として、次の点があげられます。
- これまで「電子証明書連携ソフト利用」を利用していた場合や、総合振込の明細を取得している場合 →「ビジネス」のまま継続
- 請求書で、メンバーを多めに設定している場合や、販売管理台帳を利用している場合 →「ビジネス」のまま継続
例えば、小規模の法人であり、旧プランの会計で「ライト(月額1,980円・年額21,780円)」を利用していたのであれば、新プランは「スモールビジネス」にダウングレードして差し支えないでしょう。
なお、金融機関のネットバンキングでは電子証明書を利用していても、会計へのデータ取り込みでAPI連携を利用できる場合は、「電子証明書連携ソフト」は不要です。この場合も、スモールビジネスにダウングレードできるかもしれません。
まとめ
マネーフォワードクラウドのプラン改定にあたり、プランのチェック方法と、チェックポイントをお伝えしました。
要点としては、
- 法人は、「スモールビジネス」に引き下げ可能か検討を
- 会計の年額払いの利用者も、いったん月額払いに強制変更されていることに留意
ということです。
また、プラン改定前に一括契約のバリューパックを利用していた場合も、小規模法人では機能が過剰だった可能性もあります。やはりプランの再確認をされたほうがよいでしょう。