eLTAXの利用者IDとペイジーの納付番号の関係

細かい税務ネタです。eLTAXの電子納税でペイジーを利用する場合の「納付番号」と、eLTAXの利用者IDの関係について考えます。

結論としては、eLTAXのIDの先頭3文字の英字を数字に変換した番号と数字を組み合わせた番号が、ペイジーの納付番号になっています。

eLTAXの利用者IDとは

eLTAXを利用している人ならご存知でしょうが、その利用者IDは「abc 12345678」という、英字3文字と数字8文字の組み合わせになっています。

e-Taxの利用者ID(利用者識別番号)は数字16桁(例:1234 5678 9012 3456)の組み合わせでしたので、この点がe-TaxとeLTAXでは異なっています。

e-Taxで電子納税を利用しているとお気づきでしょうが、電子納税でペイジーを利用する場合に入力するコードのうち、納付番号はe-Taxの「利用者識別番号」を入力します。

では、eLTAXはこの点でどうなっているのでしょうか。

eLTAXの納付情報発行依頼の画面で表示される納付番号を見ると、すべて数字が表示されており、英字はありません。e-Taxと同じようにeLTAXの利用者IDと関係しているのか、この点が気になるところです。

英字は数字に変換している

考えてみるとそんなに難しい話ではなく、eLTAXの場合、先頭3文字の英字は数字に変換されて納付番号を作成します。「a」であれば「01」、「x」であれば「24」に変換されます。

例えば「abc12345678」という利用者IDであれば、ペイジーでは「01020312345678」という納付番号に対応します(太字は英字の部分)。

利用者IDを変換したものなので、この納付番号は固定です。

まとめ

お盆明けの肩慣らしとして、以前に原稿を執筆したときに気づいた小ネタを投稿してみました。

eLTAXの納付情報発行依頼で表示されるペイジーのコードの規則性が気になったのですが、納付番号については英字→数字の変換になっています。

ちなみに、別のコードである「納付区分番号」も、税目コードと課税期間の初日の組み合わせのように思われますが、はっきりとした資料を見たことがないので、のちほど探してみます。

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