もう一回見直そう メール送受信の暗号化設定

パソコンと錠前

メールソフトの送受信設定について、暗号化する方法を説明します。プロバイダが対応していれば、無料でできるセキュリティ対策です。

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プロバイダの初期マニュアルでは、暗号化送受信のことが書いていない?

プロバイダが推奨するメール送受信の初期設定は、暗号化を標準としていないものが見られます。

この初期設定の場合、メールサーバーとの通信は、メールもパスワードも暗号化されていない状態で送受信します。それってセキュリティ的に好ましくないのでは? と疑問に思うわけです。

セキュリティを高めるためには、その設定方法を自分で検索して探す必要があります。メールの初期設定は、見直す機会がほとんどありません。現在の設定がどうなっているか、もう一度見直した方がよさそうです。

あるプロバイダのメール設定マニュアル

▲あるプロバイダのメール設定マニュアル。暗号化されない初期設定が書いてある。

自分のメール送受信の設定を見直そう

メール送受信の暗号化は、「POP/SMTP over SSL」と呼ばれています。

自分の使っているプロバイダが暗号化に対応している場合は、一般的に次のように設定します。主要なプロバイダの設定方法へのリンク集もつくっておきました。

受信設定 POP

  • POPサーバー名を変更するプロバイダもある(pops.***.ne.jpなど)
  • 受信プロトコルを「pop3s」に設定する
  • POPサーバーのポート番号を995にする
  • SSLの設定を「あり」にする

送信設定 SMTP

  • SMTPサーバー名を変更するプロバイダもある(smtps.***.ne.jpなど)
  • SMTPのポート番号を465にする
  • SSLの設定を「あり」にする

主要プロバイダの設定方法

上記の設定方法は、プロバイダによって若干異なります。以下に、主要プロバイダの設定方法をリンクしておきます。

 

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該当のプロバイダがない場合は、「プロバイダ名 pop3s」で検索すると見つけやすいです。

【参考】私の使用環境での設定

参考として私の環境で設定した画面をお見せします。OSはwindows10、プロバイダはnifty、メールソフトはThunderbird38を使用します。

Thunderbirdの画面上のメニューから、ツール(T)>アカウント設定(S) を選択します。

POPサーバーの設定

pop3sのサーバ設定。サーバー名とポート番号、セキュリティ設定の項目

SMTPサーバーの設定

smtpサーバの設定。サーバ名とポート番号、セキュリティと認証を設定

暗号化による通信の守備範囲は?

この方法による暗号化の守備範囲は、自分のPCと、自分が利用するメールサーバーとの間の送受信に限られます。メールを送信後、いくつかのサーバーを経由して送信先サーバーに到着するまでの間は暗号化されていませんので、万能の暗号化ではありません。

参考Tech TIPS:メールの送受信を暗号化するPOP3s/IMAP4s/SMTPs(over SSL)とは – @IT

とはいえ、このセキュリティ強化はもちろん対応したほうがいいでしょう。下手な設定になっていると、自分のパスワードが暗号化されずに通信されている可能性もありますし、無線LANの環境次第では、そのパスワードがのぞき見される恐れもあります。

ちなみに、Gmailなどをブラウザでチェックしている方は、送受信が自動的に暗号化されていますので、気にする必要はありません。

まとめ

メールソフトと暗号化「POP/SMTP over SSL」の設定について、説明しました。現在はブラウザでのメール利用も一般的になり、メールソフトを利用する機会は減ってきたように思います。

メールソフトを利用している場合は、初期設定を一度見直すことをおすすめします。

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