ScanSnap Cloudは会計の業務にどれぐらい貢献するか

scansnapcloud

ScanSnap Cloudが会計の業務に与える影響について解説します。

説明のポイント

  • PCの立ち上げ不要で、スキャンしたデータをクラウドサービスに送信
  • クラウド会計との相性がよい。スキャンすれば、領収証も自動記帳の時代へ
  • 電子帳簿保存法の対応にも注目
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ScanSnap Cloudとは

ScanSnap Cloudとは、PFUのスキャナー「ScanSnap(スキャンスナップ)」向けに提供されているクラウドサービスです。今から約9ヶ月前の、2015年11月25日にリリースされました。

PFUは、富士通の子会社である機器メーカーです。また、ScanSnapは人気のあるスキャナーで、読み取り性能の高さからビジネスの現場でも支持されています。

scansnapcloud対応製品

ScanSnap Cloudは何が便利か?

ScanSnap Cloudの機能を簡単にいうと、「スキャンしたデータを、あらかじめ指定した提携サービスにそのまま送信できる」というものです。

あるアプリケーションでスキャンした画像を利用する場合、通常のスキャナーでは、

  1. 紙をスキャナーで読み取る
  2. アプリケーションを立ち上げる
  3. アプリケーションで、スキャンしたデータを読み込む

という手順を踏む必要がありました。これらを大きくショートカットして、

  • 紙をスキャナーで読み取ると、指定したクラウドサービスにすぐデータ送信

ということが、スキャンボタンひとつで実現できます。

scansnapcloudの手順

スキャンすると、原稿の種類をScanSnap Cloudが自動的に判別します。そして、あらかじめ指定しておいた各種のクラウドサービスに、データを自動送信します。

データを判別するのも、データを受け取るのもクラウドサービスです。クラウド間でデータの受け渡しを行うため、ショートカットが実現できるわけです。

scansnapcloudのクラウド対応サービス

PFUのプレスリリース(2015年11月25日)より引用

ScanSnap Cloudは、他のクラウドサービスとの連携を強化する機能です。

他のクラウドサービスをすでに使用していた場合に、ScanSnapでさらに活用できるという認識が正しいでしょう。

scansnapcloudのスキャン設定

文書、名刺、レシート、写真の4つに分けて、クラウドサービスの保存先を決めることができる

 

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ScanSnap Cloudの具体的な機能やレビューは、公式サイトとPC Watchの記事が参考になります。

参考ScanSnap Cloud(PFU)

参考ScanSnapの新機能「ScanSnap Cloud」を試す(PC Watch、2015年12月3日)

会計関連の対応サービス

会計関連の業務に対応するサービスは、2016年8月現在で次のとおりです。

  • Dr.Wallet (個人向けの家計簿)
  • クラウド会計ソフト freee (会計ソフト)
  • MFクラウド会計・確定申告 (会計ソフト)
  • STREAMED (経費精算・仕訳入力代行)
  • 弥生会計・やよいの青色申告 (会計ソフト)

scansnapcloudの会計・個人資産管理対応サービス

これらのサービスはもともと、領収証の読み取りを次の方法で対応していました。

  • スマートフォンでの撮影
  • スキャンした画像データのアップロード
  • 専用ソフトでスキャンしてアップロード(※STREAMEDのみ)

これらの方法に新しく、ScanSnap Cloudによる読み取りが加わりました。多数の領収証がある場合は、ScanSnap Cloudが一番早い方法であると考えられます。

サービスの改善例

例えば、STREAMEDという代行入力サービスを利用している場合です。

このSTREAMEDでは、領収証の読み取りは専用ソフトを用いていました。また、対応OSはWindowsのみでした。しかし、MacユーザーでもScanSnap Cloudにより、領収証の読み取り機能が利用できます。

また、「freee」「MFクラウド会計」「弥生会計」は領収証の読み取りがOCR(機械による自動読み取り)です。

一方、オペレーターが手作業で入力するのは「Dr.Wallet」と「STREAMED」です。

「Dr.Wallet」は個人向け家計簿のため、会計処理で精度の高い読み取りを期待する場合は、オペレーターによる「STREAMED」との連携がおすすめです。

手入力をスキャンに変える意味とは

一般的に会計業務は手入力で行われていることがほとんどです。この手間を減らそうと、銀行取引について自動記帳を実現できるようになったのが、近年の会計ソフトの大きな動きです。

これに加え、「領収証の実物を保存しなくてもよくなる?」ということで注目を集めているのが、電子帳簿保存法の改正です。

「領収証をスキャンすれば、自動で記帳もできて、領収証の保存をしなくてよい」というのが、将来的なイメージになるでしょう。その土台のひとつになろうと、ScanSnap Cloudが取り組んでいる様子がうかがえます。

まとめ

ScanSnap Cloudの機能について、会計関連を中心に紹介しました。

ScanSnap Cloudのサービスは、私も利用しています。PCを立ち上げることなくスキャンできて、そのままクラウドサービス(OnedriveやEvernoteなど)に保管してくれるのが便利です。

また、会計の業務でいえば、大量にある領収証のスキャン処理に道を開いてくれたという点でも注目されるでしょう。

サイトScanSnap Cloud(PFU)

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