会社が自分で電子申告をする方法 償却資産をeLTAXで申告する【利用届出の提出】

スタート準備をする女性

個人事業主や会社が、自分で償却資産の申告をする方法を説明します。紙ではなく、eLTAXによる電子申告で行う方法を説明しています。

説明のポイント

  • ICカードリーダーと電子証明書のあるICカードを用意する
  • eLTAXの利用開始の届出方法
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償却資産とは

毎年1月は、償却資産の申告を行う月です。

個人事業主や法人が所有する固定資産のうち、「償却資産」に該当するものを、都税事務所や市町村に申告します。

何が償却資産に該当するのかは、次のヘルプをご覧ください。(東京都の場合)

参考東京都主税局<税目別メニュー><固定資産税(償却資産)>の「申告の手引き」

eLTAXという電子申告システム

償却資産の申告先は、都税事務所(都内23区)または市町村の役所などです。

注意点は、申告先が税務署ではないことです。このため税務署にデータ送信するe-Tax(イータックス)ではなく、市町村の役所にデータ送信するeLTAX(エルタックス)というシステムを使います。

利用開始するまでのやり方

1.必要なもの

eLTAXを利用する前に、次のものを用意してください。

  1. 電子証明書のあるICカード(マイナンバーカードなど)
  2. ICカードリーダー

[1] マイナンバーカード

2016年から始まったマイナンバー制度により、国内に住民票の登録がある人にマイナンバーが付与されました。

これにより、マイナンバーの「通知カード」が、2015年末に送付されています。この通知カードには、「マイナンバーカード」の申請用紙がついています。マイナンバーカードは、市区町村の役場で交付を申請できます。料金は無料です。

通知カードとマイナンバーカード

▲マイナンバーカード総合サイトより引用

マイナンバーカードはプラスチックのカードで、ICが内蔵されています。そのICには、「電子証明書」が記録されています。電子証明書は、ネット上における「本人確認」の役割を果たします。

社長のマイナンバーカード(または住民基本台帳カード)があれば、法人の電子申告に使えますし、社長個人の確定申告にも使えます。

[2] ICカードリーダー

マイナンバーカードの読み取りに対応したICカードリーダーを購入する必要があります。対応機種は、以下のリンクで公表されています。

参考ICカードリーダライタのご用意(公的個人認証サービスポータルサイト)

基本的には、ソニー製などを購入しておけば無難です。

2.eLTAXサイトにアクセスする

eLTAXの公式サイトにアクセスします。

サイト:eLTAX地方税ポータルシステム(一般社団法人地方税電子化協議会)

OSはWindows、ブラウザは「Internet Explorer」を使います。

公式サイトに移動したら、「初めてeLTAXをご利用の方はこちら」の場所をクリックします。

eLTAXトップページ

「新しくeLTAXをご利用される方」というページが表示されたら、画面を下にスクロールします。

eLTAX新規利用届出

STEP3の「詳細を見る」をクリックします。

eLTAX新規利用届出2

ブラウザ(Internet Explorer)の設定で、「信頼済みサイト」と「ポップアップ画面表示を許可するサイト」の2つを登録します。

eLTAXのIEでやるべき設定

設定が終わったら、先ほどの「新しくeLTAXをご利用される方」のページに戻り、STEP8の下にある「利用届出(新規)の手続きを開始する」を選択します。

eLTAXの利用届出開始ボタン

3.利用届出(新規)を記入して提出する

「利用届出(新規)」の画面が表示されたら、納税者の「個人」または「法人」を選択します。(この説明例では、「法人」で登録しています)

eLTAXの利用届出2

提出先として、「都道府県」と「地方公共団体」を選択します。

東京23区の場合は、都道府県「東京都」→地方公共団体「東京都」を選択します。それ以外は、地方公共団体は各市町村を選択します。

eLTAXの利用届出3

利用者情報を入力します。

eLTAXの利用届出5

利用者情報をすべて入力したら「次へ」を選択します。

関与税理士情報について、「関与税理士あり」の場合は、開始届が税理士側ですでに提出済みの場合もあります。まず税理士に確認してください。

eLTAXの利用届出4

提出先・手続情報を入力します。

  • 「利用税目」は固定資産税(償却資産)
  • 「区・事務所等(提出先)は、償却資産を申告するところ
償却資産の申告先は、償却資産の申告書の封筒を送ってきた都税事務所・市町村を選択します。

eLTAXの利用届出6

「追加」ボタンを押すと、「提出先手続情報確認」という表示が追加されます。その後、「確認画面へ」を選択します。

eLTAXの利用届出7

最後の入力確認画面です。内容に間違いがないかを確認します。

eLTAXの利用届出8

「次へ」ボタンを押します。

eLTAXの利用届出9

電子署名を付与して送信します。ここでは、社長のマイナンバーカードの利用を想定していますので、「ICカードを利用」を選択します。

・パソコンにICカードリーダーを接続して、マイナンバーカードを読み取れるようにしておきます。
・ActiveXのインストールを求められた場合は、そのままインストールします。

eLTAXの利用届出10

マイナンバーカードを利用する場合は、「公的個人認証サービス(個人番号カード)」を選択します。

eLTAXの利用届出11

マイナンバーカードの署名用暗証番号を入力します。

マイナンバーカードの取得時に、4つの暗証番号を登録しています。そのうち、6桁以上で登録した「署名用電子証明書暗証番号」を使います。(他の暗証番号はすべて4桁)

eLTAXの利用届出12

電子証明書の確認画面が表示されますので、問題なければ「表示の電子証明書で署名し送信する」を選択します。

eLTAXの利用届出13

これで利用開始届の提出は完了です。提出と同時に、登録が完了しています。

なお、IDなどが記載された届出情報は必ず印刷して保存しておきましょう。(PDFで保存してもOK)

IDと仮暗証番号は、eLTAXの初回ログイン時(またはPCdeskのダウンロード時)に使います。ログイン時に、暗証番号の変更が必要です。

まとめ

償却資産の申告をeLTAXで行うための準備段階を説明をしました。

eLTAXの公式サイトは、初心者には不親切なつくりになっています。このマニュアルを参考にして、新規登録をしてください。

次の記事で、eLTAXで償却資産を申告するまでの続きを説明しています。

個人事業主や会社が、自分で償却資産の申告をする方法を説明します。紙ではなく、eLTAXによる...

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