マイナポータルを活用して、自分の住民税の課税明細を確認する方法をお伝えします。
説明のポイント
- マイナポータルへのログインには、マイナンバーカードとICカードリーダーが必要
- マイナポータルで、無料で住民税の課税明細を表示・ダウンロードできる
マイナポータルにアクセスするには?
2017年7月から試行運用を開始しているマイナポータルを使って、自分の住民税の課税明細を確認してみましょう。
まずは、マイナンバーカードを用意します。
通知カードを持っている場合は、お住まいの市区町村の役所・役場に、マイナンバーカードの交付手続きを申請すると、マイナンバーカードが受け取れます。
交付手続きには2~3週間かかるとされており、無料で取得できます。
マイナンバーカードを受け取ったら、受領手続き時に設定したパスワードを使って、マイナポータルにアクセスできます。
なお、マイナポータルにアクセスするには、ICカードリーダーが必要です。マイナンバーカードの交付を待っている間に購入しておきましょう。
基本的には、ソニー製などを購入しておけば無難です。
マイナポータルで、自分の住民税の課税明細を見ることができる
マイナンバーカードと、ICカードリーダーが用意できたら、マイナポータルにアクセスします。
サイト:マイナポータル
マイナポータルに初めてアクセスする方は、「はじめて利用される方はこちら」の手続きに沿って、準備を行ってください。マイナポータルは無料で利用できます。
マイナポータルにログインすると、次のようなトップページが表示されます。住民税の課税明細を表示させるためには、「あなたの情報」を選択します。
情報確認画面が表示されたら、
- 分野は「税」
- 分野詳細は「地方税」
を選択し、確認ボタンを押します。
確認画面が表示されたら、「実行」を押します。
申請が実行されると、「閲覧可能」が表示されますので、クリックします。
詳細一覧が表示されます。ここでは、「地方税法その他の地方税に関する法律に基づく条例の規定により算定した税額若しくはその算定の基礎となる事項に関する情報」という部分をクリックします。
回答結果として、住民税の課税明細が表示されました。下の画像は、一部分の表示で、実際には下にスクロールして課税明細を表示できます。
画面の一番下には、「ダウンロード」ボタンがあります。ここから、課税明細をファイルとしてダウンロードできます。
閲覧目的であれば、PDFでダウンロードすればよいでしょう。
マイナポータルからログアウトすると、先ほど取得した情報は「閲覧済」になり、閲覧できなくなります。この場合は、改めて情報を取得する必要があります。
住民税以外はどうなの?
筆者が確認したところ、いまのところ確認できる税の情報は、2017年度以降の個人住民税だけでした。
固定資産税が表示できないのは、マイナンバーが付されていないためでしょうか。
所得税などの国税は、e-Taxにアクセスする必要があります。e-Taxのメッセージボックスでは、過去に自分で電子申告した内容を見ることができます。
まとめ
マイナポータルから、住民税の課税明細を確認する方法をお伝えしました。
市区町村から送られてくる課税明細を紛失してしまっても、マイナポータルで確認できることを覚えておけばよいでしょう。