【マネーフォワードクラウド確定申告】勘定科目の非表示設定を考える

マネーフォワードクラウド確定申告を使う個人事業主向けに、勘定科目を非表示にする設定をアドバイスします。

説明のポイント

  • 勘定科目を非表示にすれば、入力を効率化できる
  • 勘定科目の非表示・再表示の設定方法(メニュー画面から「各種設定」>「勘定科目」)
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勘定科目は初期設定を変更してもOK

マネーフォワードクラウド確定申告(個人事業主向け)の設定について注目すると、勘定科目を初期設定のままで使っていることが多いようです。

もちろん、足りない勘定科目を追加していることは多くあるでしょう。ところが、使っていない勘定科目を非表示にできる点は、あまり考慮されていないようです。

別に初期設定のままでも利用するには、なんのさしつかえもありません。しかし効率化の面から見ると、「勘定科目の非表示」は一考に値するでしょう。

なぜかというと、仕訳上の勘定科目を変更したい場合に表示されるブルダウン(下画像参照)は、表示される勘定科目が多いほど、該当するものを探しづらくなるからです。

なぜ勘定科目を非表示にしない?

なぜ勘定科目は、非表示にしづらいのでしょうか?

その理由ですが、勘定科目という会計ソフトの”コア”な部分について触れることの恐怖心に理由がありそうです。

会計ソフトに不慣れであるほど、初期設定を変更することは、微妙な恐怖心をともないます。うっかり間違った設定をしてしまうと、会計ソフトをダメにしてしまうのでは……という心理です。

そこでこの記事では、税理士とつきあいのない個人事業主向けに、勘定科目の設定についてアドバイスしておきます。

開業から1年間はそのままでの利用がおすすめ

いろいろな考え方があるでしょうけれど、筆者個人の意見としては、会計ソフトに不慣れな場合、まず開業から1年間は初期設定のままで使うことをおすすめします。

1年が経過したのち、その1年間で使うことのなかった勘定科目を非表示にしていけばよいでしょう。

その理由ですが、一度科目を非表示にしてしまうと、科目を復活させるのは少し面倒だからです。どの科目があって、どの科目を非表示にしたのかは、初心者では把握できていないこともあります。

設定はどうやって変更する?

勘定科目の設定は、「マネーフォワードクラウド確定申告」(法人の場合はマネーフォワードクラウド会計)のメニュー画面から、「各種設定」>「勘定科目」で設定します。

勘定科目を非表示にする場合は、勘定科目の左隣にあるチェック欄を外します。ここでチェック欄を外したものは、勘定科目は非表示になります。

科目のチェックを外した場合、改めてこの設定画面を表示すると、チェックを外した勘定科目は表示されなくなります

 

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もし非表示にした勘定科目を表示したい場合は、画面の一番下にある「無効な科目を表示する」のチェック欄にチェックを入れます。

過去に使った科目は非表示にできない

過去の年度も含めて、すでに一度どこかで使ったことのある勘定科目は、非表示にすることはできません。

公式のヘルプ情報では、非表示にする対処方法として「Q. 「勘定科目(補助科目)」が削除できません。方法を教えてください」がありますが、おそらくは過去の仕訳データの変更が必要となる場合も多いでしょう。

筆者としては、そこまで無理に勘定科目を非表示にする理由はとぼしいものと考えます。できる範囲で非表示にすればいいのではないでしょうか。

【参考】非表示にしてもよさそうな勘定科目は?

さきほど「1年間を待ってから非表示にするのがおすすめ」と述べましたが、気の早い人はさっさと設定を変更したいでしょう。

そこで、個人事業主向けに、非表示にしても問題なさそうな勘定科目をあげておきます。想定業種は、フリーランスとします。

資産の部(現金及び預金~諸口)

  • 現金 ……自分だけで働いている場合、現金の出納管理は不要です。現金払いの経費は相手科目を「事業主借」とすればよいので「現金」は使いません。しかし、モバイルSuicaの連携でこの科目を使っている可能性もあります。
  • 当座預金/その他の預金
  • 受取手形
  • 有価証券
  • 棚卸資産(商品~製品) ……製造や物販をしない事業主は不要。物販の事業主は「商品」があればよいでしょう。
  • 未収賃貸料
  • 建物/建物附属設備/構築物/機械装置/車両運搬具/船舶/土地/減価償却累計額 ……工具器具備品と一括償却資産は残したほうがよいでしょう。持ち家で自宅開業の場合、建物を使う可能性もあります。
  • 電話加入権/借地権/公共施設負担金
  • 差入保証金/預託金
  • 開業費 ……開業初年度に使わなかった場合は非表示でよいでしょう。

負債の部・資本の部(仕入債務~資本の部)

  • 支払手形
  • 保証金・敷金
  • 商品券

損益計算書

画面上部の「損益計算書」をクリックすると表示を切り替えできます。

  • 家事消費等
  • 期首商品棚卸高/仕入高/仕入値引・返品/期末商品棚卸高 ……物販をしない事業主には不要
  • 荷造運賃 ……物販で使う商品発送料です。頻繁な発送がない場合、宅配便は通信費でまとめたほうがバラけず見やすいでしょう。
  • 福利厚生費 ……自分だけで働いている場合、福利厚生という考え方がありません。
  • 法定福利費/給料賃金/退職給与 ……自分だけで働いている場合は使いません。
  • 繰延資産償却 ……開業初年度に「開業費」を使わなかった場合は非表示で問題ないでしょう。
  • 専従者給与 ……自分だけで働いている場合は使いません。

まとめ

マネーフォワードクラウド確定申告を使う個人事業主向けに、勘定科目の非表示設定についてアドバイスしました。

もし非表示にしても、再表示の方法を知っていれば、とくに怖いことはありません。

すでにある程度使い方がわかった個人事業主は、効率化の面からも一度、勘定科目の表示設定を見直してみるとよいでしょう。

マネーフォワードの公式ヘルプにも関連情報が載っています。こちらも参照してください。