国税のクレジットカード納付は、年間16万件の実績(全体の0.4%)

2017年1月に導入された国税のクレジットカード納付。その利用件数の実績が、国税庁の資料でわかりますのでご紹介します。

説明のポイント

  • 国税のクレジットカード納付の利用件数は、2017年度実績で16万件、全体の0.4%
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国税のクレジットカード納付の利用件数

国税のクレジットカード納付制度は、2017年1月に導入されました。

そして、2017年度(2017年4月~2018年3月)における国税のクレジットカード納付件数の2は、16万件とのことでした。納付件数に占める割合は0.4%とのことです。

……この記事で話したい要点はこれだけなのですが、もう少し話をふくらませてみたいと思います。

この納付件数の実績を見ることができる資料は、国税庁ホームページに先日掲載された「第20回 国税審議会 説明資料」(2019年3月13日開催)です。

資料を抜粋して転載します。

納付件数で比較してみると、クレジットカード納付の割合は少なく、わずか0.4%にすぎません。

クレジットカード納付は利便性の高い方法ですが、1万円ごとに税抜76円かかる手数料も、ネックかもしれません。

開始4ヶ月目から15ヶ月目のデータなので、まだまだ周知不足ということもありそうです。

 

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上記の表を見るときは、窓口での現金納付の圧倒的な割合にも注目です。クレジットカード納付などの納付手段が用意されるのは、この圧倒的な現金納付の割合をなんとか減らそうと当局が取り組んでいるからです。

東京都の実績と比較してみる

比較対象として、東京都のクレジットカード納付を見てみましょう。

2011年度に開始した東京都のクレジットカード納付は、2015年度の実績で納付件数40万件、納税額は164億円とのこと。納付1件あたりの納付額の平均は、4.1万円になります。(参照:東京都「見える化改革報告書「税務行政」」2017年)

国税と地方税では、税目、納税対象者の人数、範囲、課税方法・納税方法がまったく異なることもあり、単純な比較は難しいです。

とはいえ、2015年度という少し前のデータであっても、40万件の利用実績というのはやはり気になるところです。

ちなみに、東京都のクレジットカード納付にかかる手数料は、1万円あたり税抜73円とされています。(国税より3円安い)

前年度と比較してみる

おまけに、国税の前年度実績とも比較してみましょう。

クレジットカード納付は、2017年1月から始まった制度なので、前年度である2016年度は、3ヶ月間実績(2017年1月~3月)で5万件となっています。

クレジットカード納付は、基本的に個人が確定申告期に利用する機会の多い納付方法と考えられます。その点を考えれば、クレジットカード納付の利用者は少しずつ増えているのかもしれません。

納付手段別の納付件数

引用第16回税制調査会 参考資料(2017年)

まとめ

2017年1月から始まったクレジットカード納付の制度について、どれぐらい利用されているのかがうかがえる資料があったので、ご紹介しました。

この数値の引用元は、先日、国税庁ホームページに掲載された「第20回 国税審議会 説明資料」です。

なお、この説明資料には他にも気になる話が載っていますので、今後の記事でご紹介していきます。