freeeアプリストアで提供されている「Google スプレッドシート連携アドオン」が便利だったので、おすすめする記事です。
説明のポイント
- freeeアプリストアで提供されている無料のアドオン
- 会計freeeのデータを、CSVを経由せずに、直接Googleスプレッドシートに出力できる
「Google スプレッドシート連携アドオン」とは?
「Google スプレッドシート連携アドオン」は、会計freeeのアプリストアで提供されているアドオンです。
2019年6月5日付の、freee Developersのツイートにおいて、リリースが報告されています。
『Google スプレッドシート連携アドオン』がリリースしました🎉
Google スプレッドシートと会計freeeの情報を連携し、CSVデータをエクスポート、スプレッドシートにインポートする作業から皆さんを解放します👏
経営分析や資料の作成に是非ご活用ください!#freeeAPIhttps://t.co/MZrYomhTtV— 【公式】freee Developers (@freeeDevelopers) June 5, 2019
freeeアプリストアを見てみると、たしかに「Google スプレッドシート連携アドオン」が提供されています。(直接リンクはこちら)
なにが便利?
このアドオンの説明を見ると、
このアドオンはGoogle社が提供する「Google スプレッドシート」に対して、会計freeeの情報を連携することができるアドオンです。CSVデータをエクスポート、スプレッドシートにインポート…..の作業からあなたを解放します。
と説明されています。
これを図で説明するならば、このようになるでしょう。(筆者作成)
これまでの常識では、会計ソフトのデータはいったん、CSVファイルで出力したのち、表計算ソフトで開き直してから加工していました。
それがこのアドオンによって、会計freeeからGoogleスプレッドシートへ、ダイレクトにデータを送信でき、すぐに加工を開始できます。
導入までの流れ
とくに難しい作業は必要ありません。freeeとGoogleのアカウントがすでに用意されていれば、5分程度で設定を完了できます。
アドオンのページ画面の左側にある「ヘルプ」に、このアドオンを導入するまでのチュートリアルが用意されています。
こちらのチュートリアルに沿って作業すれば、とくに迷うこともなく導入できるでしょう。
アドオンを使うとどうなる?
チュートリアルで説明されていることの繰り返しになりますが、少しだけ内容に触れておきます。
アドオンを導入すると、Googleスプレッドシートのメニュー欄に「アドオン」という項目が表示され、そこから会計freeeに連携する事業所のデータを取得できます。
簡単で、気持ちいいくらいにスムーズです。
なお、スプレッドシートを開くたびに「アドオンを有効化」「利用を開始」の2ステップの作業が必要なようです。この点は、ちょっとだけ手間を感じました。
どんな効果が期待できるか?
このアドオンは実際のところ、既存の「CSVへの出力・開き直し」をショートカットしたにすぎないわけですが、手間が削減されることで、作業方法の効率化や転換が期待できる可能性も感じます。
例えば、仕訳帳からの取引の絞り込みであれば、会計ソフトで確認するよりも、スプレッドシートで確認したほうが早いかもしれません。より複雑な絞り込み、検索を実行することも可能でしょう。
つまり、スプレッドシートの位置づけが会計ソフトに「より密接」になることで、両者が併用され、作業の効率化が期待できるということです。
このあたりは、さらなる研究が必要でしょう。
すでにfreee APIを用いて、Googleスプレッドシートと会計freeeをやりとりする仕組みは整えられていますが、こうしたアドオンならハードルも低く、誰でも利用できます。
まとめ
freeeアプリストアで提供されている「Google スプレッドシート連携アドオン」が便利だったので、おすすめする記事を書いてみました。
会計freeeからのデータのお取り寄せが早すぎて、筆者は「マジ早!」と声を上げてしまいました。いわゆるひとつの「スピードの向こう側」というものを見た気がします。
アドオンは手軽に試せますし、使いたくない場合はすぐに解除できるようになっています。このアドオンにどんな可能性があるのか、探ってみるのもよいでしょう。