「マネーフォワードIDへの移行」というお知らせが、マネーフォワードクラウドのサポートページに掲載されています。とくにユーザー側での対応は不要とのことですが、聞き慣れない用語であるため、念のためにブログで触れておきます。
説明のポイント
- 「マネーフォワードID」は、各サービスの共通ID
- いままでに登録したメールアドレスがそのままIDになるため、特別な対応は不要
- ID専用ホームページで、二段階認証の設定が可能
「マネーフォワードID」に関する公式情報
2020年4月6日、マネーフォワードクラウドのサポートページにおいて「「マネーフォワード ID」への移行について」というお知らせが掲載されました。
かいつまむと、各サービスごとにそれぞれアカウント登録していたものを、1アカウントで共通ID化する、ということです。
現時点(2020年4月9日)では、家計簿の「マネーフォワードME」や、iOSアプリ「マネーフォワードクラウド会計・確定申告」で、ID方式のログインに切り替わっています。
公式情報によれば、今後も他のサービスで「マネーフォワードID」によるログインに切り替わるとのことです。
また、ユーザー側で特段の対応は不要で、いままでのメールアドレスが、そのまま「マネーフォワードID」になるとのこと。
2020年4月以降、サービス(会計・請求書・給与・マイナンバー・経費・勤怠)毎に、順次移行予定です。具体的なスケジュールにつきましては、各サポートサイトにて順次お知らせいたします。
公式情報によれば、ID移行による変更点、注意点は次のとおりです。
- ID移行により、再ログインが必要
- ログイン画面のURLが変更になる
- メールアドレスは「認証済み」となっている必要あり
これらを読む限り、支障はとくにないでしょう。
ID専用ホームページで二段階認証が設定できる
「マネーフォワードID」については、ID専用のホームページが設けられています。
専用ホームページを見てみると、ユーザー情報の確認・変更から「二段階認証の設定」ができます。
二段階認証の方式は、毎度おなじみの「Google Authenticator」を利用します。
スマホを紛失した場合の復元コードと、コードを紛失した場合のSMSによる復元の設定も可能です。
重要な情報を扱うサービスを利用しているわけですから、セキュリティ向上のため、二段階認証も設定しておくことが望ましいでしょう。
まとめ
公式から、さりげなく「マネーフォワードID」のお知らせが出ていたのと、家計簿アプリ側でのログイン方式が微妙に切り替わったことが気になったので、ブログの記事にしておきました。
マネーフォワードクラウドは、過去には各サービスをバラ売りしていたため、アカウントもバラけた扱いになっていたものと考えられます。
現在では、各サービスを一括販売していますので、IDが共通化されるのは望ましいといえるでしょう。