株式会社ネクストが提供する「HOME’Sプライスマップ」を紹介します。地図上からマンションの参考価格を調べることができるサービスです。
説明のポイント
- 現在、1都3県に対応するマンションの参考価格がわかるシステム
- 無料で会員登録も不要
- マンション所有者は、相場の把握が必須
不動産の参考価格がわかるようになった
不動産は、はっきりとした価格がわかりにくい資産です。
上場する株式が、マーケットで価格を把握できるのと比べると、その差は歴然です。
不動産の場合は、すべて同じ条件のものが他に存在しない資産です。このため、価格を知りたいと思ったときは、類似物件の情報を参考にするのが一般的です。
また、参考にする不動産の情報は「足でかせぐ」ものでした。不動産会社から見積もりをとったり、近隣の売買情報から条件の近いものをもとに推測する、といった方法です。
しかし近年は、ビッグデータの活用により、条件の近い取引実績や、賃貸相場の情報をもとに、参考価格を表示するサービスが実現しています。
「HOME’Sプライスマップ」とは
「HOME’Sプライスマップ」は、株式会社ネクストが2015年10月に開始したサービスです。地図上で物件の参考価格を一覧表示できます。
サイト:HOME’Sプライスマップ(株式会社ネクスト)
特徴は次のとおりです。
- 無料、会員登録不要
- 地図上でマンション(住戸単位)の参考価格を表示
- 表示中の地図における平均坪単価を表示
- 150万戸以上、1都3県(千葉・埼玉・神奈川)に対応(※2015年10月現在)
- 賃貸相場も表示できる
参考価格の表示は、不動産情報サイト『HOME’S』に掲載された中古物件の募集情報データベースと、シンガポール国立大学不動産研究センターの清水千弘教授の研究結果を参考に、自社開発したロジックで算出しているとのことです。
こんな表示になります
試しに、当オフィスのある、東京都北区赤羽のJR駅周辺を表示してみます。
▲参考価格の表示は、住戸ごとです。表示している地図付近の平均坪単価も表示されます。
▲地図上の物件をクリックすると、参考価格と参考賃料が表示されます。
▲賃料の表示も可能です。地図上の平均賃料が、築年数と専有面積ごとに分けて表示できるのが便利です。
赤羽は「住みたい街ランキング」が急上昇らしいのですが、賃料相場も上がっているんでしょうか?
相場の把握はなぜ重要か?
自分が保有する資産を把握することは、とても重要です。
富裕層を除けば、マンションを購入した方の大半は、財産に占める割合のほとんどが不動産です。このことは、資産運用の命運が、マンション相場の動向次第であることを意味します。
ポートフォリオの管理では、
- マンションの参考価格と、借入金の残高を比較してみる
- 保有する資産のうちにマンションが占める割合はどれぐらいなのか
という観点からチェックすることをおすすめします。マンションの住み替えや、売買を考える意味で、情報の把握は重要です。
まとめ
「HOME’Sプライスマップ」で、マンションの参考価格を調べる方法を紹介しました。
これ以外の類似のサービスも調べてみると、
- マンションマーケット(マンション)
- Bing不動産(戸建て、マンション)【2016年12月(?)終了】
- HowMa(ハウマ)(戸建て、マンション)
といったサービスも見つかります。
それぞれ試してみたところ、「HOME’Sプライスマップ」が最も使いやすいように感じました。
サイト:HOME’Sプライスマップ(株式会社ネクスト)