国税庁ホームページは電子媒体なので、情報が上書きされると過去の記録が閲覧できなくなってしまう欠点があります。過去の記録は、国立国会図書館のアーカイブで、見つかる可能性もあります。
国立国会図書館のアーカイブを利用する
国立国会図書館が運営するアーカイブサイトに、「国立国会図書館インターネット資料収集保存事業」があります。
国内の重要なサイトを保存しており、その対象に、国の機関である国税庁のホームページも含まれています。
国税庁ホームページのアーカイブは、トップページのコレクション検索から、「国の機関」→「財務省」→「国税庁」で見に行くことができます。
毎月、月初時点のホームページをアーカイブしているようで、取得頻度は高いといえます。
アーカイブの精度を見ると、PDFファイルは問題なく保存されています。
一方、あまり該当することはないでしょうが、「Web-TAX-TV」のような動画ファイルは見られませんでした。
サブドメインであるe-Taxのホームページも閲覧できます。「e-Taxソフト(WEB版)」のようなプログラムで動作する部分は、当然ながら操作はできません。
もっとも古いアーカイブである、2009年4月3日時点の国税庁ホームページを表示してみました。なんだか懐かしいスタイルです。
まとめ
国立国会図書館のアーカイブから、国税庁ホームページの過去の記録を参照する方法をお伝えしました。
とはいえ、過去の記録を参照する機会は少ないでしょうが、ゼロかというと、そうでもないのが微妙です。
例えば、過去の税務通達を参照したい場合にも活用できます。これは国立国会図書館によるアーカイブですので、論文の注釈としてリンクを載せても恥ずかしくないものでしょう。