間違った情報を書いたときは、どのように訂正表示するか

この税務ブログが、ささやかながらも6年間、更新を継続したことを記念する記事です。これまで続けてきたことで気づいた視点を整理します。

2回目は「もし間違った情報をブログに書いたときに、どのように訂正情報を表示するか?」という問題を考えます。

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ブログは編集者の手を経ていない

個人ブログでは、ブログの執筆者が書いたものをそのまま掲載できます。

これは、雑誌・書籍・ニュースサイトに比べると執筆の姿勢において「身軽」である反面、情報の信頼度については「外部チェックがない」という点に差があります。

6年間ブログを継続した過去を振り返ってみると、すべての情報が完璧だったことはありません。

細かい点では誤字脱字がよくありますし、物足りない内容や、誤った内容を書いたこともあります。

当然に人間のやることですので、ミスや思い込みを完全に防ぐことは難しいといえます。

間違った情報をどのように訂正表示するか?

当ブログでは専門情報を扱っていますので、もし間違った情報を書いた場合は、訂正の記事をトップにできるだけ書くようにしています。

これは、固定の読者(いるのかわかりませんが)がいるとして、その人への信頼を高めたいと考えているからです。

一方で、もし記事を訂正しなかった場合、自分のプライドは守られます。

しかし、読者があとで誤った情報だったことに気づいた場合には、ブログへの信頼を失うことにつながるでしょう。

トップページで表示する意味はあるのか

トップページで訂正は表示しない一方で、該当記事だけで訂正を表示したり、該当部分を全面的に書き換えることもできます。

ブログの固定読者は最新情報だけを見ていますので、あとで振り返ってその記事を再読することはほとんどないでしょう。よって、読者が訂正に気づくことはまずないといえます。

つまり、執筆者のプライドは保たれやすく、記事の訂正もされているので、妥協点として採用されやすい手法のように思います。

しかし、あとでその情報が間違っていたことに読者が自ら気づき、その記事に再度アクセスしたところ、訂正が表示されていた(もしくは全面的に書き換わっていた)……という場合、その読者の信頼度はどうでしょうか。

訂正をどのように表示するかは、ブログへの信頼と天秤であることがわかります。

当ブログの方針は

当ブログの方針としては、内容の重要度に応じてトップページで訂正を告知するか、該当記事でのみの訂正かを使い分けています。

記事を訂正するたびにすべてをトップページで告知していたら、それはそれでウザいことになりますので、これはやむを得ません。

ただし、間違ったことを書いたり、重要な部分が欠けている記事を訂正したならば、できるだけフォローをしたいという姿勢です。

例えば、下記の記事はその一例です。

以前の記事に追記した情報がありましたが、トップページで積極的にお知らせしていなかったので、念のために...

正直にいえば、過去記事だけを書きかえて、「もとから知っていましたけど?」みたいなふりをすれば楽なのですが、これでは読者に恩恵はありません。

せっかく書いているブログなので、時間を割いて読んでくれる方にも恩恵があるようにしたいものです。

「免責」も当然にある

どんな情報がブログに書いてあったとしても、それを読んでどう扱うか、最終的な判断の責任が読者にあるのは当然です。

誤った情報を書いたとして、それを読者が参照したとしても、執筆者に責任はありません。この点は、対価の生じていない執筆ですので、責任の度合いは薄いといえます。

雑誌並みの責任を意識していたら、とてもではないですが、無償でブログは書けません。

執筆する側としては、もし間違ったことを書きたくなければ、国税庁ホームページに載っている情報や、税務雑誌の情報を要約・転載して紹介すればよいわけで、それはそれで専門家ブログの体裁がととのうことでしょう。

しかし、当ブログではあえてそのようなことはなるべく避けるようにしており、「自分が考えたこと」をできるだけ書くようにしています。

かりに情報を転載するにしても、過去情報と組み合わて比較をしたり、個人的な見解を少しでも追加するように努力しています。

個人的見解が付け加われば、当然に間違える可能性も大きくなります。

個人的な興味、多少のプライド、リスクのはざまで執筆を続けているのが、個人的なブログということになるでしょう。

まとめ

ブログが6年継続したことを記念して、考えたことを整理した記事を掲載しました。

専門家のブログ投稿はどうあるべきかを悩まれたことがある人ならば、少しでも共感してもらえるところがあるのではと思います。

過去に比べると更新の頻度は落ちましたが、それでも週1回の更新は今後も続けていたいと考えています。

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