関与先名簿と従業員名簿をPDF化したのち、e-Taxソフト(インストール版)で送信する方法の備忘です。
税理士事務所に関する情報であり、一般の方(法人・個人)には関係ありません。
関与先名簿のフォーマット
東京国税局で配布しているフォーマットは次のとおりです。
参照:関与先名簿及び従業員名簿の様式掲載について(東京国税局)
余談ですが、最近のフォーマットには「主宰会計法人(該当がある場合)」という欄が追加されています。
e-Taxソフト(インストール版)で送信する方法(重要なポイントのみ)
「申告・申請等」→「新規作成」
「申請・届出」→「その他国税関係」
汎用申請→「イメージデータで送信可能な手続」と「添付書類送付書」の両方を作成。
「添付書類送付書」で、関与先名簿と従業員名簿のPDFを添付。送信時の画面で「イメージデータで送信可能な手続」とひも付ける。
「イメージデータで送信可能な手続」の帳票作成画面で、申請手続名称は「使用人及び関与先の概況」(HSO0450)を選択。
先行情報
- e-Taxソフトで「使用人及び関与先の概況」を送信!初見殺しを回避する(ひみつきち発信、2023年1月31日)
- 関与先名簿、従業員名簿の電子申告には対応していますか?(EPSON、2023年4月)
先行情報では、作業方法がマニュアルとして紹介されており、より詳しいです。不慣れな方は、先行情報をご参照することをお勧めします。
この記事では、備忘として、選択に悩むポイントだけをしぼって整理しました。
まとめ
当事務所では、関与先名簿を2月に即時返送(送信)していますが、4月のいまになって、「これって、来年はまちがいなく忘れているな……」と思ったので、自分用のまとめとしておきました。
東京国税局へのお願いですが、関与先名簿の提出依頼を各税理士に送るときには、電子送信ができる旨だけでなく、その具体的な手順をもう少し詳しく書いてほしいです。
提出依頼に記載のあるQRコードにアクセスすると、e-Taxホームページの「イメージデータで送信可能な手続について」に誘導されますが、結局そこからどうすればいいのか、よくわかりませんでした。
なお、この記事よりも以前に先行情報がありましたので、参考にさせていただきました。とても助かりました。
追記(2023年6月)
2023年5月、e-Taxソフト(WEB版)でもイメージデータの送信が可能になりました。こちらのほうがわかりやすいです。
追記(2024年2月)
2024年1月に税務署から送付されてきた案内は、改善されており、もう少し丁寧な説明になっていました。