懐かしのリアルタイム戦略&パズルゲーム、「ロードモナーク」を紹介します。Windows95対応と書いてありますが、Windows10でも動作します。
ロードモナークとは?
「ロードモナーク」は、日本ファルコム(マザーズ上場:3723)が1991年に発売したPC-9801シリーズ対応ゲームです。その後、スーパーファミコンやWindowsなどにも移植発売されました。
開発元の日本ファルコムは、「イース」シリーズで有名な老舗ゲームソフト会社です。
世界観
競い合う4つの王国のうち、1つの王国の王様を操作します。ほかの3つの王国を倒せば、ゲームクリアです。
ゲームはリアルタイムで進行します。王様となって、税率を操作したり、国民に指示をあたえる役割を担います。
3分でわかる最初の始め方
ゲームソフトは、「ロードモナーク」のページから無料でダウンロードできます。Windows95対応と書いてありますが、Windows10でも動作しました。
サイト:ロードモナークオンライン(日本ファルコム)
▲「ds7j.zip」というファイルをダウンロードします。
▲ダウンロードしたzipファイルを解凍します。
注意!
zipファイルを解凍後、その解凍したフォルダを開いて、「save」という名前のフォルダを必ず追加してください。これをしないと、スコアや途中経過のセーブができません。
フォルダを追加したら、「DS7J_WIN」をクリックして起動します。
▲起動すると、上のような画面が表示されます。私の環境ではWindows10で問題なく起動しましたが、環境によっては動作が不安定だったり、起動しない場合があるかもしれません。
▲一番左上のボタンを押せば、ゲームが始まります。
ゲームを開始すると、あとは自動でゲームが進んでいきます。国民も自動的に動きます。自分の意図した戦略にするためには、指示の出し方がポイントになります。
▲税率の操作がポイントです。右に動かすほど税率が高くなります。「A」ボタンで自動設定にすることもできます。税率が低いほど国民の増えるスピードも早いですが、お金がないと拠点や橋が作れません。
▲ゲームの進行スピードも調節できます。右に動かすと速くなります。慣れないうちは遅い方がいいでしょう。
▲国民への指示だしのポイントは、進路のネックになるところに拠点(家のマーク)をつくることです。
▲拠点をつくるためには、動いている国民を選択し、自分の望む場所に「拠点防衛」を指示します。拠点に国民が集合して強い兵士になり、相手との戦闘が有利に進められます。
ゲームを進めていって、ほかの3つの王国を倒すとゲームクリアになります。そのほかに補足情報として知っておくと便利な点も紹介しておきます。
- 敵の侵入を防ぐには、拠点防衛のほかに、橋を壊したり、柵をつくる方法もある。
- 王様にも外出の指示を出せる。ただし、王様は橋を架けたりできないので帰り道に注意。城から外出すると税収がゼロになる。
- 相手の王様を倒すには3倍の兵力が必要。または支配下の国民を全滅させると王国が滅亡する。
詳しい操作感はマニュアルを参照してください。操作に慣れてきたら、テクニックなどを研究・紹介しているサイトも参照するといいでしょう。
参考:ロードモナーク オンライン日本語版マニュアル(日本ファルコム)
参考:ロードモナークいろいろ
減税の効果とは?
このゲームで改めて面白いシステムだと思ったのは、「税率の操作バー」です。
このゲームでは、税率を減らすと国民が増加します。その代わり、王国の金庫にお金は貯まりませんので、必要な政策(家を作ったり、橋を架けること)ができません。
この税率の操作が、このゲームを面白くする、絶妙なポイントになっています。
余談ですが、これは現実でも同じことがいえます。
政府が国民から税金を集めるのは、その税金を再分配するためです。その点、日本の政党の主張する公約や政策を見ると、増税と財政出動を主張するものばかりで、減税と財政削減・簡素化をセットで主張する政党がほとんど存在しないことに気づきます。
つまり、税率のバーを右側に動かす選択肢しかないわけです。
税金の配分によって国の命運が決まるということも、ゲームから感じられて、なかなか味わい深いでしょう。
まとめ
税理士っぽく話をまとめてみましたが、懐かしの「ロードモナーク」を紹介したのは、このゲームで自分の休日が奪われたからです(笑)
25年前に発売されたゲームとは思えないほどの、単純さと面白さを秘めています。ゲームのシステムはこの時点で、ほとんど完成している印象を受けました。
半端な気持ちで始めると時間を費やしてしまう、中毒必至の危険なゲームです。
サイト:ロードモナークオンライン(日本ファルコム)