スケジュール表を作成できるクラウドサービス「りざぶ郎」を紹介します。社内会議室の予約管理などにおすすめです。
説明のポイント
- スケジュール管理表が簡単に作成できる「りざぶ郎」を紹介
- 無料でユーザー登録も不要という、敷居の低さが魅力
社内会議室の予定管理と情報共有
多くの会社では、社内に会議室を設けていることでしょう。この会議室の利用について、「誰がどの時間に利用するか?」という予定管理は、どうしているでしょうか。
グループウェアを導入していれば情報共有も楽ですが、Excelや紙のノートで管理している会社も多いと思われます。
私が経験したある勤務先では、お客様用の会議室は受付担当者が管理し、社員だけで利用する会議室はExcelで管理していました。
ところが、次のような問題があると感じていました。
- 受付担当者は紙のノートで管理しており、会議室の予約状況は内線で確認する必要があった。定時後で受付担当者が帰ったあとは、受付まで直接ノートを確認しにいく必要もあった。
- 社内共有サーバーのExcelで管理すると、そのExcelを開きっぱなしにする人がいて、他の社員がExcelを記入できないトラブルが発生した。
グループウェアを使わないと、このような不便さが生じます。
無料でスケジュール共有できる「りざぶ郎」
予定表などの情報を共有するには、グループウェアが便利です。
しかし、導入するにはコストも発生します。少人数の企業では、グループウェアを不要と考える向きもあるでしょう。
このような場合、グループウェアからスケジュール管理の機能だけを抜き出した無料クラウドサービス「りざぶ郎」がおすすめです。
「りざぶ郎」は、ルミックス・インターナショナルが2010年に開始したサービスです。
サイト:りざぶ郎(ルミックス・インターナショナル)
りざぶ郎の長所は次のとおりです。
- 無料
- ユーザー登録が不要
- クラウドでスケジュールを共有
- スマートフォンでも利用可能
- マウス中心の操作性
- 時刻を横軸にした一覧性の高い画面構成、カレンダー表示も可能
- ネットでの公開・非公開が選択できる
ユーザー登録が一切不要という点は、とくにポイントが高いです。敷居が低く、すぐにスケジュール表を作成できます。
実例を確認してみる
実際に利用されている例を確認してみましょう。
ネットで検索したところ、札幌市エレクトロニクスセンターの会議室では、予約状況について「りざぶ郎」が利用されていました。
参考:札幌市エレクトロニクスセンター 予約状況(一般社団法人さっぽろ産業振興財団)
これをみると、会議室の予約状況がはっきりわかります。外部から確認するためのスケジュール表である「予約台帳」という設定を使用しています。
実際に使ってみる
「りざぶ郎」の使い方を説明します。まずは次のサイトにアクセスしてください。
サイト:りざぶ郎(ルミックス・インターナショナル)
▲りざぶ郎のトップページにアクセスし、「利用開始」ボタンを押します。
▲予定表作成画面です。今回は「予約システム」の用途を選択します。タイトル、予約の対象、パスワードを入力し、「この内容で作成する」ボタンを押します。
▲予定表が作成できました。まずはこのサイトをブックマークをしましょう。ブックマークしないまま画面を閉じると、この予定表にアクセスができなくなってしまいます。予定表の共有者にもこのアドレスを周知しましょう。
▲予定表を作成するには、予定表のなかでマウスをドラッグ(左クリックを押しながらマウスを移動)します。一例として、深夜の打ち合わせを設定します。
▲予約画面が表示されますので、「時刻」「テキスト」「予約者」記入し、「色」を選択します。「OK」ボタンを押せば完了です。
▲予定がデータに反映されたという表示が出ます。「予約表に戻る」を選択します。
▲予定表に予約した内容が表示されています。
▲スマートフォンのブラウザでも表示できます。
まとめ
社内会議室の予約など、スケジュール共有で便利なサービス「りざぶ郎」を紹介しました。
無料で、ユーザー登録も不要です。グループウェアのいいところだけを抽出した、おすすめのサービスです。
スタッフのシフト管理や、不特定多数との情報共有などにも利用できるでしょう。
サイト:りざぶ郎(ルミックス・インターナショナル)