「IT導入補助金」について情報をまとめます。まず、この「早わかり」で概要をつかんでいただき、詳細な要件は公式サイトでご確認ください。
説明のポイント
- IT導入費用に補助率2/3の補助金が出る。上限100万円、下限20万円
- ハードウェアは対象外
IT導入補助金についての概要
正式名称
平成28年度補正 サービス等生産性向上IT導入支援事業
目的
中小企業者等のITツール導入の事業経費を補助し、生産性向上のための「ITの利活用」を促進することが目的です。
対象者
- 中小企業者(個人事業主を含む) →資本金・従業員数の制限あり
- 医療法人、社会福祉法人、特定非営利活動法人、組合関連
中小企業者の範囲
▲中小企業等経営強化法に定める範囲に準ずる。引用:【PDF】経営力向上計画 策定・活用の手引き(申請の手引き)(中小企業庁)
補助対象
ITツール(ソフトウェア、サービス等)
- 事務局の承認を受けた「IT導入支援事業者」の提供するものに限ります。
- 日本国内で実施するものに限ります。
- ハードウェアは対象外。
下記のサイトから、対象となるIT導入支援事業者が検索できます。
サイト:IT導入支援事業者・コンソーシアム検索画面(サービス等生産性向上IT導入支援事業)
ITツールの具体例
- パッケージソフトの本体費用、インストール費用
- クラウドサービスの導入・初期費用、1年分のサービス利用料
- ミドルウェアのインストール費用
- ITツールの教育費用、導入から1年間の保守費用・サポート費用
- ホームページ制作サービスの初期費用、WEBサーバーの導入から1年間の利用料
▲ITツールは上記の3つの業務に大別されます。
補助率、上限額・下限額
- 補助率2/3以内
- 上限額100万円、下限額20万円
導入費30万円×2/3=補助金20万円(下限)
申請方法
申請は「IT導入支援事業者」が代行します。
事業計画の作成が必要です。指定の様式に記入します(労働生産性が向上した計画書を作成すること。ITツールにより生産性が向上することを示す独自の指標も設定する)。
対象期間(1次公募)
- 公募開始:平成29年(2017年)1月27日
- 公募終了:平成29年(2017年)2月28日17時まで
- 事業の実施期限:平成29年(2017年)5月31日(※導入・支払を完了させること)
- 実績報告:事業完了日から30日、または、6月15日のいずれか早い日まで
対象期間(2次公募)
- 公募開始:平成29年(2017年)3月31日
- 公募終了:平成29年(2017年)6月30日17時まで
- 事業の実施期限:平成29年(2017年)9月29日(※導入・支払を完了させること)
- 実績報告:事業完了日から30日、または、9月29日のいずれか早い日まで
注意点
交付決定前に導入した経費は補助の対象外です。また、補助金の総額は100億円とされていますが、早期打ち切りは要綱には記載はありません。
その他の注意点は次のとおりです。
- 補助金は補助対象者に直接支払われます。
- 申請は1事業者1回のみとされています。
- 導入後の結果報告が必要です。2021年まで毎年3月に報告します。
まとめ
最新情報および詳細な要件は、補助金の公式情報サイトで確認できます。
このページの内容も、最新情報に対応して随時更新します。