【MFクラウド・会計freee】社長のレシートの経費を、Excelで取り込む方法

ビジネスパーソン

前回前々回の投稿で、個人事業主向けに、Excelを使ってレシートの経費をクラウド会計に取り込む方法を紹介しました。これと同じやり方で、法人が社長のレシートを処理する場合の要点を説明します。

説明のポイント

  • 社長の現金払いの経費は、Excelの集計で「役員借入金」にまとめる
  • MFクラウド会計は「役員借入金」の科目がないため、最初に追加する

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社長のサイフから払った現金払いのレシート

従業員が立て替えた経費は、あとで経費精算を行うでしょう。これと同様に、社長のサイフから立て替えた現金払いの経費についても、経費精算を行うことが一般的です。

ただし、従業員の少ない会社や、社長ひとりだけの会社であれば、社長の立て替え分は、簡便的な処理でもよいでしょう。

一時的に社長の立て替えとしておき、ある程度の立て替えが貯まったら、その時点で精算する方法です。

具体的に仕訳で見ると、次のとおりです。

社長立て替え時(社長の財布から、事業用のものを買った)

[借方](消耗品費)540 / [貸方](役員借入金)540

つまり、「役員借入金」という科目を使って、一時的に社長からお金を借りたかたちで立て替えておくわけです。

そして、役員借入金が貯まってきたら、適当なところで精算すればよいでしょう。

精算時(通帳から社長の個人口座にお金を振り込んだ)

[借方](役員借入金)10,000 / [貸方](普通預金)10,000

MFクラウド会計を使う場合

1.勘定科目を追加する

MFクラウド会計の場合、初期の状態では「役員借入金」という科目が用意されていません。このため、自分で科目を追加します。

「各種設定」から「勘定科目」を選びます。

勘定科目の追加

画面の一番下にある「+決算書科目追加」のボタンを押します。

決算書科目の追加

カテゴリは「その他流動負債」を選択し、決算書科目を「役員借入金」として登録します。

 

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役員借入金の追加

勘定科目に「役員借入金」が追加されました。

役員借入金が追加された結果

役員借入金の表示順位を上に移動します。下記のアニメーションのように、「役員借入金」をつかんで、上に移動します。

役員借入金の場所の移動

2.Excelの入力とインポート

基本的な入力方法とインポートは、以前に紹介した個人事業主向けの方法とほぼ同じです。

1点違うところとして、勘定科目の設定は「役員借入金」にします(「事業主借」ではありません)。具体的な手順は、下記のリンクをご覧ください。

参考【MFクラウド】Excelでレシートの経費を楽に取り込む方法(当サイト、2017年2月17日)

Excelの入力方法

法人成りした方へ
MFクラウド確定申告(個人向け)とMFクラウド会計(法人向け)では、インポート用のExcelのフォーマットが微妙に違っています。このため、再度Excelのフォーマットをダウンロードしてください。

会計freeeの場合

法人向けの会計freeeの場合、最初から「役員借入金」という勘定科目が用意されています。

このため、勘定科目も個人事業主の「事業主借」ではなく、「役員借入金」で入力します。具体的なやり方については、下記のリンクをご覧ください。

参考【会計freee】Excelでレシートの経費を楽に取り込む方法(当サイト、2017年2月20日)

また、freeeのヘルプでも、通常の入力方法から、役員借入金による方法が説明されています。

参考【法人】社員が法人の支出を立て替えた場合の記帳方法(freeeヘルプセンター)

まとめ

社長のサイフから支払ったレシートの経費を、Excelで楽に入力する方法を、法人向けに補足説明しました。

個人事業主とは異なり、「事業主借」という科目は使いません。「役員借入金」という科目を使います。

社長がひとりで働いている場合などでは、時間がいくらあっても足りません。

このため、経費精算はできるだけ楽にした方がよいでしょう。まず、Excelで「役員借入金」として入力し、ある程度の金額になったら「役員借入金」を精算すれば楽ちんです。

「役員借入金」ですが、社長に利息を支払う必要はありません。

会社が大きくなったら、社長と従業員を含めた経費精算の方式に切り替えればよいでしょう。