ネット専業銀行の住信SBIネット銀行が、ペイジーに対応する旨のお知らせを発表しています(2023年10月発表)。対応は2024年4月とのことです。
説明のポイント
- ネット専業銀行の主要行のうち、住信SBIネット銀行はペイジーに対応していなかった
- 2024年4月にペイジーに対応するとのこと
住信SBIネット銀行がペイジーに対応
見出しで書いたとおり、住信SBIネット銀行が2024年4月にペイジーに対応すると発表しています。
参考:Pay-easy(ペイジー)の取り扱い開始時期について(住信SBIネット銀行、2023年10月16日)
住信SBIネット銀行は2023年9月時点で656万口座(参考)を有するネット専業銀行の大手です。
ライバルの楽天銀行、PayPay銀行(旧ジャパンネット銀行)は、以前からペイジーに対応していましたが、住信SBIネット銀行はなぜかペイジーに対応していませんでした。
住信SBIネット銀行は以前から振込手数料にこだわっており、法人口座でも振込手数料は業界最低水準です。現在は、振込先1件あたり通常145円(参考)と格安です。
当ブログの記事でも過去に紹介してきましたが、住信SBIネット銀行は、後発のGMOあおぞらネット銀行と振込手数料の引き下げ競争をしています。
ペイジーに対応していない銀行は、税金や社会保険料の電子納付を考えると、法人開業時の最初の銀行候補としては微妙でした。振込手数料が格安でも、1行目としてはオススメはしづらいという難点があったわけです。
今後、住信SBIネット銀行がペイジーに対応することで、この支障はなくなるものといえます。これで主要なネット銀行は、すべてペイジーに対応することなりました。
ダイレクト納付の対応も希望
ライバルのネット銀行であるGMOあおぞらネット銀行は、2023年1月にペイジーに対応、2023年4月からは国税や地方税のダイレクト納付にも対応しています。
ダイレクト納付に対応するネット銀行としては、いまのところGMOあおぞらネット銀行だけです。
創業を支援する立場としては、優先的に利便性の高い銀行をオススメすることになります。
他行におかれましても、税務など実務の観点からのサービス対応にいっそう意欲をもっていただけますようお願いします。