GMOあおぞらネット銀行がペイジー対応 創業時の口座開設候補に

インターネット専業銀行のGMOあおぞらネット銀行が、ペイジーに対応します。新規開業後に検討する法人口座の候補として有力になりますので、ブログに書いておきます。

説明のポイント

  • GMOあおぞらネット銀行がペイジーに対応。2023年1月16日から
  • 経理負担の軽減のためにペイジーはおすすめ。税金、社会保険料の電子納付に
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GMOあおぞらネット銀行がペイジーに対応

記事の見出しで書いたとおり、インターネット専業銀行の「GMOあおぞらネット銀行」がペイジーの納付に対応します。2023年1月16日から対応とされています。

参照ご要望多数の Pay-easy(ペイジー) に2023年1月16日より対応!ご自宅のパソコンやスマートフォンから国庫金納付や社会保険料等を簡単支払い(GMOあおぞらネット銀行、2022年12月13日プレスリリース)

ペイジー対応の準備予告は2022年1月にされていました(参照)ので、1年でその準備が整ったということでしょう。

なお、これまでにおいて、インターネット専業銀行のうちペイジーに対応しているのは楽天銀行とPayPay銀行だけでした。(参考日本銀行 国庫金電子収納事務取扱金融機関一覧

開業後の法人口座はペイジー対応が望ましい

ペイジーが重要なのは、経理において電子納付に対応できるからです。電子納付ができれば、わざわざ金融機関の窓口やATMに行く必要はありません。

とくに法人においては、社長1人でも給与を払えば、源泉所得税、社会保険料の納付などがあります。

この点で、法人ではインターネットバンキングを利用して、ペイジーを活用することが経理の負担軽減につながります。

インターネットバンキングそのものは、店舗型の金融機関でも利用できます。しかし、店舗型の金融機関については、法人のインターネットバンキングの利用料は有料です。これに比べてインターネット専業銀行では無料です。

利用料の負担感などから、インターネットバンキングを利用していない中小企業も一定割合で存在する……という話を以前に紹介しましたが、インターネット専業銀行であれば負担感はありません。

当ブログはクラウド会計に関心をもっており、その連携対象であるネットバンキングの利用状況についても注目...

店舗型の金融機関でインターネットバンキングを利用しない場合は、税金の納付は「ダイレクト納付」を活用し、社会保険料の納付は口座振替とする方法などがあります。

振込手数料も最低水準

インターネット専業銀行は振込手数料も比較的安いことから、トータルのコスト負担を考えて、開設を検討することがあるでしょう。

2019年のブログ記事で一度紹介したことがありますが、ネット専業銀行の振込手数料は競争激化によって、引き下げ競争が続いています。

2022年12月現在において、主要なネット専業銀行の振込手数料は以下のとおりです。(すべて税込)

  • GMOあおぞらネット銀行 一律145円 、同行間無料参照
  • 楽天銀行 3万円未満150円、3万円以上229円、同行間52円 (参照
  • PayPay銀行 一律160円、同行間55円 (参照
  • 住信SBIネット銀行 一律145円、同行間無料(参照

2019年の記事と比較すると、3万円以上の振込額の階層が撤廃されつつあり、振込額に関係なく一律の手数料に引き下げられている傾向がわかります。

とくに、GMOあおぞらネット銀行と住信SBIネット銀行での競い合いが激しいです。(参考GMOあおぞらネット銀行プレスリリース住信SBIネット銀行プレスリリース、いずれも2021年9月30日付)

筆者の実感としては、借入不要なフリーランス型の起業では、最初の法人口座として楽天銀行を選ぶ人も多かったように思います。一方、GMOあおぞらネット銀行もサービスの魅力などから、2つ目のネット専業銀行として選ばれる傾向もあったように思われます。

今後はGMOあおぞらネット銀行がペイジー対応することで、振込手数料も最安クラス、かつ、ペイジー対応ということで、最初におすすめできるネット専業銀行のひとつになりそうです。

こうして比較すると楽天銀行はやや魅力が劣る感じもしますが、海外との取引がある場合などでは利便性が高い口座といえますし、個人口座を持っている人も多いので、やはり魅力はあります。

まとめ

GMOあおぞらネット銀行のペイジー対応についてご紹介しました。

2023年1月16日から対応開始とのことで、経理の利便性も高まります。GMOあおぞらネット銀行は、振込手数料が最安水準のネット専業銀行として知られていますが、ペイジー対応によって利便性もいっそう高まりそうです。

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