共通納税の「納付・納入金額入力」画面で、文字入力がひっかかる?

2019年10月に始まった地方税の共通納税システムですが、利用していると微妙に使いづらく感じる面もあります。

改善要望の一助として、文字入力が毎回ひっかかる件を挙げてみます。

説明のポイント

  • 地方税共通納税の「納付・納入金額入力」画面で、会社のカタカナ表示でエラーが出る問題
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共通納税の「納付・納入金額入力」

地方税共通納税システムの利用方法や、その内容の理解については、当ブログでも過去に紹介してきました。

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新しいシステムのためか、公式からの説明が不親切だったり、既存の税務サイクルとの調和がとりづらい面も感じます。

この記事では、そんな微妙に感じる点を1件述べておきます。

文字入力でいつもエラーが出る

結論から述べますと、納税画面で会社名を設定登録するときに、エラーが表示されることが度々あるという問題です。

エラーがしょっちゅう出て、そのたびに微妙にイラだちを覚えます。

どんな状況であるかを説明します。

まず、PCdeskから共通納税システムを利用するときに、「納付・納入金額一覧」の画面で納付情報を登録します。

会計事務所であっても、ベンダー製ソフトでは共通納税システムに連動した納付に対応できない場合もあるため、PCdeskで納付処理をしていることもあるでしょう。

上の画像で「利用者名」は空欄になっていますが、実際は「利用者名」のカナと漢字は、あらかじめ設定してある会社情報がそのまま引用されます。

会社情報がそのまま引用されるので、「これは便利!」という感じでそのまま納付登録をしようとすると、なぜかエラーが表示されます。

 

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エラーが出る理由は、カタカナ名での「ー」(長音、伸ばし棒)や小さい「ッ」や「ャ」などの文字は、銀行の送金システム(全銀フォーマット)で対応できないから、ということのようです。

会社情報を親切に自動で引用してくれたのに、そのままだとエラーになる可能性がある……という不親切設計。

どのような場合にエラーが出るか?

この点をeLTAXのヘルプを見てみると、

共通納税の「納付・納入金額入力」画面で使用可能な文字コードは、eLTAXで使用可能な文字コードと一部異なります。詳しくは、以下eLTAXホームページをご参照ください。

と案内されています。

ということで、銀行向けのフォーマットにあわせる必要があります。その対応を整理すると、次のとおりです。

  • 文字数の制限(12文字)を超える場合は、入力できるところまで入力
  • 「ヴ」は「ヴ( ウ + ゙)」で入力
  • 促音(ッ)、拗音(ャ、ュ、ョ)は大きいカタカナで入力
  • 「ー」長音や「‐」(全角ハイフン)は、「-」(全角マイナス)で入力

共通納税を利用しようとするたびに、このような手修正が必要となります。

エラーが出ないようにできる?

たびたび「エラー」表示が出るので、正直、ため息と同時に微妙ないらだちを覚えています。

では、こうしたエラー表示を回避する方法はないのでしょうか?

共通納税における会社名の「カタカナ」は、eLTAXにおける会社情報からそのまま引用されているようです。

では、会社情報を修正すればいいのではないか、とも思われますが、eLTAXの会社情報は共通納税以外でも利用されますので、微妙なところでしょう。

もし「株式会社ピーナッツ」という会社があるとします。これを全銀フォーマットにあわせると、

  • 通常 →カブシキガイシャピーナッツ
  • 全銀 →カブシキガイシ

と表示しますが、やはり微妙です。会社名のふりがなが「ピ-ナツツ」となっているのは、振込ならいいとしても、それ以外ではどうでしょうか。

会社情報は他のeLTAXの作業でも利用されますから、全銀フォーマットにあわせた表示でよいとも思えません。

まとめ

地方税共通納税システムの利用にあたり、納付における会社名の設定でやたらエラーが出る件を整理しました。

登録情報を全銀フォーマットにあわせるのも変な感じですので、現状は手作業で修正するしかないのかもしれません。

eLTAX側で、納付情報の登録時に自動的に全銀フォーマットにあわせて置換してくれればいいのですが、不親切にエラーを出してくるので、どうにかならないものか……という話でした。